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東大寺尊勝院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年11月26日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
東大寺尊勝院(とうだいじ・そんしょういん)は、奈良県奈良市にある東大寺の塔頭寺院。東南院とともに東大寺本坊を務めた。廃絶。東南院が三論宗寺院だったのに対して、華厳宗の拠点で、応和元年以来、住職が華厳宗長者を務めた。経蔵が聖語蔵として正倉院に残る。東大寺関連旧跡も参照。 元々華厳宗ゆかりの伽藍であった法華堂と二月堂を管轄下においた。
歴史
光智が天暦9年(955)12月に創建。応和元年(961)、御願寺となる。 室町時代末に廃絶して総持院になったという。 (国史大辞典)
住職
- 光智(894-979):別当48世〜51世。
- 法春
- 松橋(936-?):華厳宗本寺派の派祖。
- 運幸
- 観真(950-1029):別当70世。華厳宗末寺派(高山寺)の派祖。
- 良真
- 千猷
- 延幸(985-1066):別当78世。
- 深幸
- 延尊
- 定暹:勝暹?
- 隆助
- 弁暁(1139-1202):別当99世。聖語蔵を整備
- 道性
- 良禎
- 勝信(1235-1287)?:別当118世?
- 宗性(1202-1278):別当112世。
(『東大寺辞典』)