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琉球・円覚寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2018年11月10日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
円覚寺(えんがくじ)は、琉球王国の首里城(沖縄県那覇市首里当蔵町)にあった臨済宗寺院。本尊は釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩。第二尚氏王統の菩提寺で、宗廟があった。首里城久慶門の北に位置した。廃絶。京都妙心寺末。琉球臨済宗の拠点だったという。天王寺・天界寺と共に首里王府の三大寺と呼ばれた。山号は天徳山。(参考 同名寺院円覚寺)
歴史
1492年、尚真王が尚円王の菩提寺として創建。開山は京都南禅寺僧の芥隠承琥(?-1495)。 山門・仏殿・法堂・方丈・厨庫・僧房・浴室・荒神堂などが建てられた。 1494年、国王の位牌を祀る御照堂を建立。その後、鐘楼、経蔵などが整えられた。 1588年、1652年、1689年、1697年に修復された。本土の僧侶または中国の僧侶が住した。
最初は京都五山との関係が深かったが、応燈関派に移った。大徳寺末となり、やがて妙心寺末となった。
沖縄戦で焼失。昭和43年に総門と放生橋が復元された。 (国史大辞典)
伽藍
- 仏殿:本尊は釈迦・文殊・普賢。他に左奥に三宝大荒神と三州護法韋駄天、右奥に大帝大権修利菩薩・掌簿判官・感応使者を祀っていた。普賢菩薩の乗っていた「白象」が現存。
- 法堂:
- 方丈:虚空蔵菩薩像を祀る。龍淵殿、大殿という。1721年焼失。同年再建。本尊の左右に先王七世の位牌を祀った。
- 総門:仁王門。
- 山門:楼上に観音と十六羅漢を祀った。
- 厨庫:
- 僧房:
- 浴室:
- 荒神堂:
- 放生池:放生橋が架かる。
- 御照堂:1494年建立。1571年、狭隘になったので新棟を西側に建立。上御照堂と下御照堂と呼ばれ、上御照堂に尚円・尚真・尚清、下御照堂には尚元・尚永・尚寧の位牌を祀った。1728年、大殿を宗廟に変更し、上御照堂は仏堂にして獅子窟と称し、下御照堂には僧を住まわせた。