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相国寺大智院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年8月8日 (水)
相国寺大智院(しょうこくじ・だいちいん)は、京都府京都市上京区の相国寺にあった臨済宗寺院。本尊は文殊菩薩。実質的な相国寺開山で2世を称する春屋妙葩の塔所。遺骸を埋葬した宝幢寺鹿王院から爪髪を三分して南禅寺龍華院・建長寺龍興院と共に収めた塔所の一つ。 大御所の足利義視(1439-1491、浄土寺門跡19世)の死後、その菩提所となった。寺名は義視の戒名の大智院殿による。1780年(安永9年)、光源院維明が再建を発願。1787年(天明7年)、近衛家の閑院宮旧殿を賜り、再建を果たした。1818年(文政1年)、拙菴が相国僧堂を再建した時、大智院塔所も再建した。明治初年に廃絶した。(『相国寺小史』)