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世木神社 - SHINDEN

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世木神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年5月8日 (日)

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*[[伊勢神宮関連旧跡]]
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==概要==
==概要==
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度会氏の祖神を祭る神社。度会氏祖神の天牟羅雲命、[[菅原道真]]に随行した[[度会春彦]]などを祀る。
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'''世木神社'''(せぎ・じんじゃ)は、三重県伊勢市吹上にある[[度会氏]]の祖神を祭る神社。度会(わたらい)氏祖神の天牟羅雲命、[[度会春彦]]などを祀る。村社。世木神社、度会氏神社、松木神社の三社を合祀して成立。[[豊受大神宮]]の門前、JR・近鉄伊勢市駅の駅前広場にある。[[伊勢神宮関連旧跡]]。
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宮川の分流の豊川があり、堰があって地名を世木といい、度会神主氏の一族が世木家を称し、祖神の天牟羅雲命を祀ったが、嘉吉年間に絶家となったため、村の氏神として祀られてきた。堰の神で大土御祖神を祀るとも異説もある。明治4年11月2日、村社となる。明治41年、度会氏神社と松木社を合祀し、世木坐度会氏神社と改称。大正4年、神饌幣帛料供進神社。のち世木神社と改称した。明治38年11月、河原祓所の代わりとなる修祓所が設置された。勅使や神宮祭主が神宮参拝する際にはここで修祓した。
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==歴史==
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===世木神社の歴史===
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宮川の分流の豊川があり、堰があって地名を世木といい、度会神主氏の一族が世木家を称し、祖神の天牟羅雲命を祀ったが、嘉吉年間に絶家となったため、村の氏神として祀られてきた。堰の神で大土御祖神を祀るとも異説もある。明治4年11月2日、村社となる。明治41年、'''度会氏神社'''と'''松木神社'''を合祀し、「世木坐度会氏神社」と改称。大正4年、神饌幣帛料供進神社。のち世木神社と改称した。明治38年11月、[[河原祓所]]の代わりとなる修祓所が設置された。勅使や[[神宮祭主]]が神宮参拝する際にはここで修祓した。
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===度会氏神社の歴史===
度会氏神社はもと外宮末社。度会氏の祖神天牟羅雲命を祀る。藤里にあった。「宮崎氏神社」「氏神社」と称した。明治5年度会県の所管となり、無格社となる。
度会氏神社はもと外宮末社。度会氏の祖神天牟羅雲命を祀る。藤里にあった。「宮崎氏神社」「氏神社」と称した。明治5年度会県の所管となり、無格社となる。
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松木社は延長年間、禰宜度会春彦が自らの生魂を祭ったもの。その末孫の度会氏彦は松木町に移住して、松木家を称し、度会氏の宗家となった。それに伴い、当社も松木神社と称した。寛延3年、松木智彦が敷地拡張し、外宮末社となり、度会氏神社に准ずるようになった。
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===松木神社の歴史===
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松木神社は延長年間、禰宜'''度会春彦'''(松木春彦)が自らの生魂を祭ったもの。最古の生祠とも言われる。度会春彦は、[[菅原道真]]の生誕祈願を取次、子守をしたと言われる。昌泰の変で大宰府に流された菅原道真に従って下り、道真の最期を看取ったとされる。その末孫の度会氏彦は松木町に移住して、松木家を称し、度会氏の宗家となった。それに伴い、当社も松木神社と称した。寛延3年、松木智彦が敷地拡張し、外宮末社となり、度会氏神社に准ずるようになった。
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==参考文献==
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2022年5月8日 (日) 時点における最新版

世木神社
せぎ じんじゃ
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概要 度会氏の祖神を祭る神社。祓殿がある。
奉斎 天牟羅雲命、度会春彦など
所在地 三重県伊勢市吹上1-2-6
所在地(旧国郡) 伊勢国度会郡
所属(現在) 神社本庁
格式など 村社
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目次

概要

世木神社(せぎ・じんじゃ)は、三重県伊勢市吹上にある度会氏の祖神を祭る神社。度会(わたらい)氏祖神の天牟羅雲命、度会春彦などを祀る。村社。世木神社、度会氏神社、松木神社の三社を合祀して成立。豊受大神宮の門前、JR・近鉄伊勢市駅の駅前広場にある。伊勢神宮関連旧跡

歴史

世木神社の歴史

宮川の分流の豊川があり、堰があって地名を世木といい、度会神主氏の一族が世木家を称し、祖神の天牟羅雲命を祀ったが、嘉吉年間に絶家となったため、村の氏神として祀られてきた。堰の神で大土御祖神を祀るとも異説もある。明治4年11月2日、村社となる。明治41年、度会氏神社松木神社を合祀し、「世木坐度会氏神社」と改称。大正4年、神饌幣帛料供進神社。のち世木神社と改称した。明治38年11月、河原祓所の代わりとなる修祓所が設置された。勅使や神宮祭主が神宮参拝する際にはここで修祓した。

度会氏神社の歴史

度会氏神社はもと外宮末社。度会氏の祖神天牟羅雲命を祀る。藤里にあった。「宮崎氏神社」「氏神社」と称した。明治5年度会県の所管となり、無格社となる。

松木神社の歴史

松木神社は延長年間、禰宜度会春彦(松木春彦)が自らの生魂を祭ったもの。最古の生祠とも言われる。度会春彦は、菅原道真の生誕祈願を取次、子守をしたと言われる。昌泰の変で大宰府に流された菅原道真に従って下り、道真の最期を看取ったとされる。その末孫の度会氏彦は松木町に移住して、松木家を称し、度会氏の宗家となった。それに伴い、当社も松木神社と称した。寛延3年、松木智彦が敷地拡張し、外宮末社となり、度会氏神社に准ずるようになった。

画像

参考文献

  • 『宇治山田市史』

脚注

http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%B8%96%E6%9C%A8%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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