ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

南遣迎院

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2022年3月21日 (月)

（版間での差分）
移動： 案内, 検索
細 (1版)
 
(間の9版分が非表示)
1行： 1行：
-
{|class="wikitable" style="width:350px;" align=right
+
[[File:南遣迎院_(1).JPG|山門|thumb|500px]]
-
|-
+
'''遣迎院'''（けんこういん）は京都府京都市東山区本町にある[[天台宗]]系・[[浄土宗]]系の寺院。本尊は[[十一面観音]]。[[浄土宗西山派]]開祖の[[証空]]の没地で墓所。江戸時代は天台宗の所属だったが現在は[[浄土宗西山禅林寺派]]。[[遣迎院]]が分裂。'''南遣迎院'''。山号は慈眼山。
-
|style="text-align:center;background-color:#ededed" colspan="2"|'''遣迎院'''<br>けんごういん
+
-
<!--
+
-
|-
+
-
|style="text-align:center;"  colspan="2"|[[|350px]]
+
-
-->
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed;width:100px;"|概要
+
-
|証空の死去の地。
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|奉斎
+
-
|
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|所在地
+
-
|京都府京都市東山区本町19-400-1
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|所在地（旧国郡）
+
-
|
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|所属（現在）
+
-
|[[浄土宗西山禅林寺派]]
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|格式など
+
-
|
+
-
|-
+
-
|style="background-color:#ededed"|関連記事
+
-
|
+
-
*[[証空旧跡]]
+
-
|-
+
-
|style="text-align:center;" colspan="2"|
+
-
<googlemap version="0.9" lat="34.974085" lon="135.771103" type="map" zoom="16" width="350" height="300" controls="large">
+
-
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&vps=1&jsv=327b&brcurrent=h3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244&msa=0&output=nl&msid=208806612508013451037.0004c2169adf4c6a43301
+
-
</googlemap>
+
-
|}
+
-
[[category:個別記事]]
+
-
[[category:]]
+
 +
分裂以前の歴史は[[遣迎院]]の項目を参照。当初は発遣の[[釈迦]]と来迎の[[弥陀]]を本尊としていた。1583年(天正11年)、二分されて南遣迎院と[[鷹峰・遣迎院|京極遣迎院]]となった。1705年(宝永2年)の『山城名勝志』に遣迎院「旧跡」に「猶有小堂」とあるのが南遣迎院のことと考えられ、1787年(天明7年)の『拾遺都名所図会』は「京極遣迎院の兼帯所也」と記すので、京極遣迎院が本寺だったのだろう。1868年(明治1年)2月に廃絶したが（京都府地誌）、のち有志が復興し、1914年(大正3年)に遣迎院の名を継いだという（坊目誌）。「西山国師御終焉之地」碑がある。
 +
[[安倍晴明]]の塚があった。証空の墓があるらしいが不詳。（『証空事典』、『日本歴史地名大系』）
-
==概要==
+
<Gallery widths="200" heights="150" perrow="3">
-
証空の死去地
+
File:南遣迎院_(2).JPG|「西山国師御終焉之地」碑
 +
File:南遣迎院_(3).JPG|「西山国師御終焉之地」碑
 +
File:南遣迎院_(4).JPG|山門
 +
File:南遣迎院_(5).JPG|本堂か。右脇に[[毘沙門天]]
 +
File:南遣迎院_(6).JPG|毘沙門天のムカデ紋
 +
</Gallery>
-
証空が1201年(建仁1年)に九条道家の帰依を受けて創建。当初は、浄土天台真言律の四宗兼学寺院だった。
+
[[category:京都府]]
-
証空は1247年(宝治1年)11月26日、71歳で死去。証空は[[三鈷寺]]華台廟に埋葬されたが、当寺にも墓所がある。
+
-
 
+
-
発遣の釈迦と来迎の弥陀を当初は本尊としていた。
+
-
 
+
-
1583年(天正11年)、二分されて一つは鷹峰の遣迎院（[[北遣迎院]]）となった。
+
-
明治の廃仏毀釈で衰退したが1914年(大正3年)に復興。
+
-
 
+
-
==画像==
+
-
<gallery perrow="3">
+
-
 
+
-
</gallery>
+
-
 
+
-
 
+
-
==参考文献==
+
-
*中西随功監修、2011『証空事典』東京堂出版
+
-
 
+
-
 
+
-
==脚注==
+
-
<references/>
+

2022年3月21日 (月) 時点における最新版

山門

遣迎院（けんこういん）は京都府京都市東山区本町にある天台宗系・浄土宗系の寺院。本尊は十一面観音。浄土宗西山派開祖の証空の没地で墓所。江戸時代は天台宗の所属だったが現在は浄土宗西山禅林寺派。遣迎院が分裂。南遣迎院。山号は慈眼山。

分裂以前の歴史は遣迎院の項目を参照。当初は発遣の釈迦と来迎の弥陀を本尊としていた。1583年(天正11年)、二分されて南遣迎院と京極遣迎院となった。1705年(宝永2年)の『山城名勝志』に遣迎院「旧跡」に「猶有小堂」とあるのが南遣迎院のことと考えられ、1787年(天明7年)の『拾遺都名所図会』は「京極遣迎院の兼帯所也」と記すので、京極遣迎院が本寺だったのだろう。1868年(明治1年)2月に廃絶したが（京都府地誌）、のち有志が復興し、1914年(大正3年)に遣迎院の名を継いだという（坊目誌）。「西山国師御終焉之地」碑がある。 安倍晴明の塚があった。証空の墓があるらしいが不詳。（『証空事典』、『日本歴史地名大系』）

「西山国師御終焉之地」碑

「西山国師御終焉之地」碑

山門

本堂か。右脇に毘沙門天

毘沙門天のムカデ紋

「http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%8D%97%E9%81%A3%E8%BF%8E%E9%99%A2」より作成

注意事項

  • 免責事項：充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします（いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。）。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
    • 個人用ツール