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山城・円明寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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円明寺(えんみょうじ)は、京都府乙訓郡大山崎町円明寺(山城国乙訓郡)にある真言宗寺院。本尊は薬師如来。東寺真言宗。円明教寺。山号は医王山。(参考:同名寺院円明寺)
歴史
創建不詳。1062年(康平5年)の「僧忠覚譲状案」という古文書に「円明寺住僧」とあるのが所見。1230年(寛喜2年)、藤原定家が西園寺公経と共に参詣。ついで寛済が西園寺公経に譲渡。さらに九条道家、一条実経と継承された。一条実経(1223-1284)(一条家始祖)は円明寺に隠棲して円明寺殿と呼ばれた。1284年(弘安7年)、西大寺叡尊が訪れ、実経に授戒。兵火で焼失し応仁の乱で衰退が決定的となる。江戸時代初期には薬師堂と呼ばれていた。江戸時代末には随心院末だった。(日本歴史地名大系)