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手向山八幡宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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手向山八幡宮(たむけやま・はちまんぐう)は、奈良県奈良市にある東大寺鎮守の八幡宮。祭神は品陀別命・足仲彦命・息長帯姫命・比売大神(国史大辞典)。国分寺・国府・東大寺関連施設の鎮守として各地に分霊された。東大寺関連旧跡も参照。県社。手向山神社。東大寺八幡宮。
歴史
宇佐神宮の分霊を奉じた神輿は天平勝宝元年(749)12月18日、平群郡から入京。梨原宮に奉安された。そして東大寺に入り、鏡池の東側、東塔の西側に鎮座した。その後、治承4年(1180)12月の南都焼討で焼失。千手院跡の現在地に遷された。鎌倉時代の復興の時、僧形八幡神像を御神体とした。江戸時代、寛永19年(1642)11月27日大火で焼失。その後、万治元年(1658)に仮殿が建てられ、元禄4年(1691)8月26日に再建されたのが現在の社殿だという。東大寺転害門を御旅所とした転害会(手掻会、碾磑会)が10月5日に行われている。(国史大辞典)