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本願寺国府別院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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本願寺国府別院(ほんがんじ・こくふ・べついん)は新潟県上越市国府にある西本願寺の別院。親鸞の旧跡とされる。旧称は小丸山別院。北400mに居多神社、北600mに五智国分寺がある。また南15kmに飛地境内の恵信尼墓がある。市内の大谷派の別院としては真宗大谷派高田別院がある。
歴史
親鸞が滞在した竹ケ前の草庵があったとされる。江戸時代、愛宕山東麓にある小丸山がその旧跡として信仰を集めた。愛宕神社別当天台宗宝持院の土地だった。現在も袈裟を掛けたという松がある。1645年(正保2年)の図には「親鸞御旧蹟」と描かれている。1681年(天和1年)、高田瑞泉寺が1685年(貞享2年)直江津勝蓮寺が石燈籠を寄進。1761年(宝暦11年)親鸞500回忌に瑞泉寺と信濃康楽寺が仮小屋を建てた。翌年、宝持院が阿弥陀堂を建立。
1805年(文化2年)、西本願寺の公認を得て現在の本堂を建立。 1871年(明治4年)、西本願寺が土地を買収。 1876年(明治9年)、本願寺小丸山別院と称す。1930年(昭和5年)、本願寺国府別院と改称した。
本堂内には同一の須弥壇の上に阿弥陀如来像と親鸞像が奉安される独特の様式を取る(ウェブサイト)。
(日本歴史地名大系)