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東本願寺大連別院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年6月9日 (金)

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'''東本願寺大連別院'''は関東州[[大連市]]にあった[[浄土真宗]]寺院。[[真宗大谷派]]。[[真宗大谷派の別院寺院|別院]]。東側には[[西本願寺関東別院]]や[[大連神社]]があった。
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'''東本願寺大連別院'''は関東州[[大連市]]にあった[[浄土真宗]]寺院。[[真宗大谷派]]。[[真宗大谷派の別院寺院|別院]]。本堂建築は現存する。一帯は当局が社寺建立地として計画した地域で、東側には[[西本願寺関東別院]]や[[大連神社]]があった。
[[ファイル:1932年(昭和7年)・大連市街図・部分.jpg|thumb|400px|1932年(昭和7年)「大連市街図」部分]]
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*1908年(明治41年)4月:別院創立事務所を設置。輪番新田神量。
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*1913年(大正2年)10月:仮本堂入仏式(1916満洲十年史)。同年、別院となる[https://dl.ndl.go.jp/pid/1040656/1/50]。
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*1926年(昭和1年)2月:大慈園を開設し、困窮児童を受け入れていた(関東局施政三十年史)。大谷派の満洲開教監督部が置かれた(のち奉天、新京に移転)。
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*1929年(昭和4年)4月17日:'''満洲別院'''と改称[https://www.ohigashi.net/cms/wp-content/uploads/2020/09/center-journal_87.pdf]。
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*1933年(昭和8年)6月1日:'''大連別院'''と改称[https://www.ohigashi.net/cms/wp-content/uploads/2020/09/center-journal_87.pdf]。「満洲別院」の名称は[[東本願寺新京別院|新京別院]]に移る。
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*1933年(昭和8年):本堂落慶。この建物は敗戦後も取り壊されることなく、戦後は図書館として用いられ、1990年頃からは大連京劇院の事務所として用いられていた。大連市文物保護単位に指定されている。
[[category:中華人民共和国遼寧省]]
[[category:中華人民共和国遼寧省]]

2023年6月9日 (金) 時点における最新版

大連京劇院に転用された旧東本願寺大連別院

東本願寺大連別院は関東州大連市にあった浄土真宗寺院。真宗大谷派別院。本堂建築は現存する。一帯は当局が社寺建立地として計画した地域で、東側には西本願寺関東別院大連神社があった。

1932年(昭和7年)「大連市街図」部分
  • 1908年(明治41年)4月:別院創立事務所を設置。輪番新田神量。
  • 1913年(大正2年)10月:仮本堂入仏式(1916満洲十年史)。同年、別院となる[1]
  • 1926年(昭和1年)2月:大慈園を開設し、困窮児童を受け入れていた(関東局施政三十年史)。大谷派の満洲開教監督部が置かれた(のち奉天、新京に移転)。
  • 1929年(昭和4年)4月17日:満洲別院と改称[2]
  • 1933年(昭和8年)6月1日:大連別院と改称[3]。「満洲別院」の名称は新京別院に移る。
  • 1933年(昭和8年):本堂落慶。この建物は敗戦後も取り壊されることなく、戦後は図書館として用いられ、1990年頃からは大連京劇院の事務所として用いられていた。大連市文物保護単位に指定されている。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%9D%B1%E6%9C%AC%E9%A1%98%E5%AF%BA%E5%A4%A7%E9%80%A3%E5%88%A5%E9%99%A2」より作成

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