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江戸・鷲神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2018年4月13日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
鷲神社(おおとり・じんじゃ)は東京都台東区千束にある神社。祭神は天之日鷲命・日本武尊。村社。酉の市で有名。長国寺の鎮守。
歴史
鷲大明神は日蓮門下の日弁が感得した神。七曜破軍星の分霊。本地は妙見菩薩という。『遊歴雑記』によると日弁は一派を立てる大願を立て破軍星の祭祀を一千日以上続けた。1294年(永仁2年)11月7日、酉の日の酉の刻、束帯姿の神が現れ、祈りに天帝が感じたと伝えた。鷲の背に乗り、北方に去ったという。翌年、御正体を作り社に祀ったという。
長国寺は1630年(寛永7年)に鳥越に創建。1669年(寛文9年)千束に移転。1771年(明和8年)、長国寺の本山の鷲山寺の鎮守鷲神社を分霊し、番神堂に毘沙門天と共に祀った。江戸時代の明和年間頃から「酉の市」が盛んになる。明治に神仏分離。 (日本歴史地名大系、東洋文庫東都歳事記)