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海龍王寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | '''海龍王寺'''(かいりゅうおうじ)は、奈良県奈良市にある[[観音信仰]]の[[真言宗]]寺院。[[真言律宗西大寺派]]。[[光明皇后]]、[[玄昉]]、[[叡尊]]ゆかりの寺院。光明皇后の宮宅の隅にあったことから'''隅寺'''とも呼ばれる。[[法華寺]]に隣接する。 | + | '''海龍王寺'''(かいりゅうおうじ)は、奈良県奈良市にある[[観音信仰]]の[[真言宗]]寺院。[[真言律宗西大寺派]]。[[光明皇后]]、[[玄昉]]、[[叡尊]]ゆかりの寺院。光明皇后の宮宅の隅にあったことから'''隅寺'''とも呼ばれる。[[法華寺]]に隣接する。[[関東祈祷所]]。 |
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2019年12月1日 (日) 時点における版
海龍王寺(かいりゅうおうじ)は、奈良県奈良市にある観音信仰の真言宗寺院。真言律宗西大寺派。光明皇后、玄昉、叡尊ゆかりの寺院。光明皇后の宮宅の隅にあったことから隅寺とも呼ばれる。法華寺に隣接する。関東祈祷所。
歴史
一説には土師氏の氏寺が起源。平城京遷都に伴い、この寺は藤原不比等の邸宅内に取り込まれた。天平3年(731)、皇后が伽藍整備。 唐から帰国した玄昉が入り、内道場となる。玄昉が帰国の際、海龍王経を唱えて助かったことから海龍王寺と名付けられた。 766年(天平神護2年)10月、寺にあった毘沙門天像から舎利が出現。この舎利は法華寺に献じされた。