真言律宗西明寺流

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

2018年7月14日 (土) 時点における版

西明寺流は、明忍を開祖とする真言律宗の流派。真言宗の枠を越えて仏教界全体の戒律復興運動を引き起こした。京都・西明寺が発祥地。西明寺、神鳳寺、野中寺の三僧坊と高野山円通寺が中心となった。明治維新で途絶え、宗派としては残っていない。ただし法隆寺北室院を拠点とする一源派が現存。

一覧

• 西明寺：京都府京都市右京区。
• 神鳳寺：大阪府堺市西区。
• 野中寺：大阪府羽曳野市。
• 円通寺：和歌山県伊都郡高野町。
• 法隆寺北室院：奈良県生駒郡斑鳩町。
• 叡福寺：大阪府南河内郡太子町。
• 宝山寺：奈良県生駒市。西大寺末となるが、西明寺流の流れを汲む。
• 栗東・安養寺：滋賀県栗東市。
• 室泉寺：神鳳寺の江戸宿寺。霊雲寺末。
• 霊芝寺：香川県さぬき市。円通寺の系統。現在は高野山真言宗。
• 蓮光寺：
• 広隆寺桂宮院：京都府京都市右京区。広隆寺。慈忍慧猛が律院とした。