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紫宸殿
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2019年1月9日 (水) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
紫宸殿(ししんでん、ししいでん)は平安宮内裏の正殿。
儀礼
- 後七日御修法:1353年(正平8年/文和2年)の真言院廃滅の後は、明治初年まで紫宸殿が会場となった。
- 季御読経:2月と8月に行われた。100人の僧侶を集めて『大般若経』転読を行った。708年(和銅1年)、もしくは729年(天平1年)に年に一度の行事として始まった。862年(貞観4年)には2月・4月・8月・10月の年四度となった。877年(元慶1年)3月、年2度となった。元は3日間だったが天慶年間以降は4日間となった。大極殿や清涼殿でも行われた。
- 五仏頂法:円澄(772-837)が805年(延暦24年)に始めた。
- 御斎会:原則として大極殿で行うが、紫宸殿で行ったこともある。
- 仁王会:宮中内外の各所に置かれた道場の一つとなった。
旧堂の下賜
その他
- 浄土真宗本堂には「紫宸殿造」という様式があったらしい。