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転法輪寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年7月4日 (土)
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- | '''転法輪寺'''(てんほうりんじ)は、奈良県御所市高天の[[葛城山]]の金剛山にある、[[修験道]]開祖[[役小角]]が修行した旧跡とされる[[真言宗]]寺院。法起菩薩を祀る。[[修験道]][[当山派]]の[[正大先達]]の一つ。[[真言宗醍醐派]]大本山。鎮守として[[一言主神]]を祀る[[葛木神社]]がある。[[葛城二十八宿]]の第21経塚が近くにある。'''金剛山寺''' | + | '''転法輪寺'''(てんほうりんじ)は、奈良県御所市高天の[[葛城山]]の金剛山にある、[[修験道]]開祖[[役小角]]が修行した旧跡とされる[[真言宗]]寺院。法起菩薩を祀る。[[修験道]][[当山派]]の[[正大先達]]の一つ。[[真言宗醍醐派]]大本山。鎮守として[[一言主神]]を祀る[[葛木神社]]がある。[[葛城二十八宿]]の第21経塚が近くにある。'''金剛山寺'''とも称した。山号は金剛山、一乗山。(参考:同名寺院[[転法輪寺_(同名)]]) |
==歴史== | ==歴史== |
2020年7月4日 (土) 時点における最新版
転法輪寺(てんほうりんじ)は、奈良県御所市高天の葛城山の金剛山にある、修験道開祖役小角が修行した旧跡とされる真言宗寺院。法起菩薩を祀る。修験道当山派の正大先達の一つ。真言宗醍醐派大本山。鎮守として一言主神を祀る葛木神社がある。葛城二十八宿の第21経塚が近くにある。金剛山寺とも称した。山号は金剛山、一乗山。(参考:同名寺院転法輪寺_(同名))
目次 |
歴史
665年(天智4年)役小角が法起菩薩を感得して創建。877年(元慶1年)、伽藍焼失し、興福寺別当の孝忠が復興。のち鎌倉時代末に大宿坊の長香が復興。以後、長香の子孫の葛城家が世襲した。
金剛山の中心的寺院として塔頭や周辺寺院を管轄し、本坊の大宿坊のほか、脇寺六坊として山上に行者坊、長床坊、西室院、実相院、石寺、朝原寺、金剛七坊として山麓に修道寺、坊領山、多聞寺、朝原寺、高天寺、石寺、大沢寺があった(同名寺院については不詳)。
1585年(天正13年)、豊臣秀吉が参詣。ひさご池を開削した。 近世には興福寺一乗院末となった。 廃仏毀釈で廃絶。1950年(昭和25年)の役行者1250年遠忌を機に復興を開始。1961年(昭和36年)本堂再建。2011年(平成23年)本尊を復刻。
(日本歴史地名大系、国史大辞典ほか)
伽藍
- 本堂:もともとは現在の葛木神社の場所にあった。
- ひさご池:弁財天を祀る。
- 護摩壇:
- 行者堂:
- 鎮宅:
- 岩屋文殊:
- 出迎え不動:
- 十三重石塔:
- 第21経塚:
- 葛木神社:
- 大黒堂:廃絶。
- 大日堂:廃絶。
- 庚申堂:廃絶。
- 虚空蔵堂:廃絶。
- 大師母塔:廃絶。?
組織
住職
- 61葛城光龍