出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(
差分)
←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
金鍾寺(こんしゅじ、きんしょうじ)は、大和国平城京郊外にあった古代寺院。東大寺の前身寺院の一つで、現在の東大寺法華堂のあたりにあったと考えられている。聖武天皇が夭折した皇子の基親王を弔うために創建。728年(神亀5年)、良弁が住僧9人の一人に選ばれている。現在、法華堂の本尊の背面に祀られている執金剛神立像は、良弁の念持仏で金鍾寺時代のものと言われる。東大寺関連旧跡も参照。金鍾山寺、金鍾山房、金鐘寺とも。