出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年8月19日 (月)
光教寺(こうきょうじ)は、加賀国江沼郡山田(石川県加賀市山田町)にあった、蓮如ゆかりの浄土真宗寺院。国内を統治する加賀一向一揆を主導した加賀四寺(松岡寺、本泉寺、光教寺、願得寺)の一つ。山田光教寺。
蓮如が創建。その四男の蓮誓が入る。現在は跡地に光闡坊がある。
組織
歴代住職
- 蓮誓(1455-1521)<1486?-?>:蓮如の四男。臨済宗南禅寺の喝食だった。1479年(文明11年)土山坊、二俣本泉寺を経て1486年頃、光教寺に入寺。康兼。光宣院、光闡坊。(略歴は勝興寺#組織を参照)
- 顕誓(?-1570)<?-1534>:蓮誓の子。1534年5月、加賀三寺で享禄錯乱を起こしたが、敗北。同年、本願寺証如から破門となり、光教寺は廃絶した。本徳寺に寄宿。1570年、石山本願寺で死去。室は実如の娘。『大谷嫡流実記』では嗣子に恵まれなかったとあるが、北陸各地に子が開いたと伝える寺院が散在する。