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松岡寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年6月25日 (火)
松岡寺(しょうこうじ)は、加賀国能美郡波佐谷(石川県小松市波佐谷町)にあった、蓮如ゆかりの浄土真宗寺院。国内を統治する加賀一向一揆を主導した加賀四寺(松岡寺、本泉寺、光教寺、願得寺)の一つ。享禄の錯乱で滅亡。のち能登国松波(石川県珠洲市松波)に再興された(能登・松岡寺)。支坊だった鮎瀧坊も松岡寺を称している。
歴史
- 不詳:蓮如三男の蓮綱が本泉寺蓮乗に招かれ、加賀国能美郡池ノ城(石川県小松市池城町)に建てた草庵が起源。
- 蓮慶時代:能美郡松岡(石川県小松市松岡町)に移転。元の地名は古屋(あるいは古屋敷)といったが、松岡と改名した。御坊という地名が残る。
- 文明初年:能美郡波佐谷(石川県小松市波佐谷町)に移転
- 1487年:「能美御坊」と記される
- 1488年:加賀一向一揆。以降、本泉寺と共に加賀国の真宗の頂点に立つ。
- 1517年:松岡寺と称す
- 1531年:享禄の錯乱で敗北。
資料
能登・松岡寺を参照