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大和・妙楽寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年7月23日 (金)
(多武峰寺から転送)
妙楽寺(みょうらくじ)は、大和国十市郡の多武峰にあった談山神社別当の天台宗寺院。多武峰寺。多武峰も参照。青蓮院門跡が多武峰別当を務めた。無動寺別院だったという。修験道当山派の正大先達の一つ。廃絶。(参考:同名寺院妙楽寺)
目次 |
組織
座主
住職。比叡山の僧侶が就任。
- 定慧(643-665):藤原鎌足の長男。653年(白雉4年)入唐。長安の慧日道場で神泰に師事。665年(天智4年)12月23日死去。
- 善珠:786年(延暦5年)多武峰に住す。
- 延安:旧名は賢基。848年(嘉祥1年)多武峰に登る。863年(貞観5年)藤原良相の仲介で官符を賜る。864年(貞観6年)延安と改名。865年(貞観7年)検校となる。
- 真昇:945年(天慶8年)在職
- 玄念:
- 実性:紀伊国雑賀郡出身。紀氏。13歳で多武峰に登り、玄念に師事。919年(延喜19年)検校。947年(天暦1年)座主。権律師。955年(天暦9年)少僧都。956年(天暦10年)1月17日死去。65歳。
- 春暹:
- 8尊睿:京都出身。河内守定成の子。1058年(康平1年)34歳で多武峰で出家。延暦寺恵心院。1007年(寛弘4年)死去。権律師。
- 慶命:
- 貞昇:
検校
座主の次位。多武峰の僧侶が就任。
- 1延安()<>:座主。
- 2玄念()<>:座主。
- 実性()<>:座主。
- 千満()<>:960年(天徳4年)在職。
- 6泰善(生没年不詳)<>:975年(天延3年)浄土院を建てた。神武天皇神霊の託宣を受け、977年(貞元2年)、大和国守藤原国光の支援で神武天皇陵の近くに国源寺を創建。
- 平救()<>:1005年(寛弘2年)在職。
- 聖心()<>:
- 聖昭()<>:1014年(長和3年)荻田寺を創建。
- 道安()<>:1025年(万寿2年)在職か。
- 岑春()<>:1028年(長元1年)在職。
- 善妙()<>:1034年(長元7年)山田寺で法華八講を始める。
- 円寿()<>:1081年(永保1年)在職
- 永深()<>:1108年(天仁1年)在職
- 賢仁()<>:1157年(保元2年)在職。1171年(承安1年)の時点で前検校、86歳。
- 静雅()<>:1169年(嘉応1年)在職。1171年(承安1年)の時点で前検校。
- 慶深()<>:1173年(承安3年)焼失。
- 俊観()<>:1175年(安元1年)在職。
- 静胤()<>:1173年(承安3年)焼失後の復興に尽力。1197年(建久8年)当時に在職。
- 観意()<>:1179年(治承3年)在職。1196年(建久7年)の時点で前検校、77歳。
資料
多武峰#資料を参照