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将軍塚
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2025年1月10日 (金)

東山・華頂山の山上にある将軍塚。右側に青龍殿が建つ。遥かに比叡山を望むことができる
将軍塚は京都府京都市山科区厨子奥花鳥町の華頂山山上にある古墳。華頂山は東山三十六峰の一つ。 青蓮院の飛地境内。東山将軍塚。桓武天皇が平安京創設の際に将軍像を埋めて守護神としたという。天下に異変が起こる時に鳴動の予兆を起こすと信じられていた。被葬者は諸説ある。坂上田村麻呂の塚という説や花園天皇陵という説もあった。 青蓮院の境外仏堂である大日堂や青龍殿がある。
歴史
- 794年:桓武天皇が築くと伝わる
- 1156年:鳴動(保元物語)
- 1233年12/3:鳴動(帝王編年記)
- 1349年2/26:鳴動(太平記)
- 1493年11/5:鳴動(親長卿記)
- 1729年5月:鳴動(月堂見聞集)
- 安永年間:後桃園天皇の御悩のため鳴動(華頂要略)
- 1786年:4月から9月にかけて鳴動(閑田耕筆)
- 1871年:青蓮院領だったが上知。大日堂も廃絶。
- 1905年:墳丘を整備
- 1908年5月:大日堂再建。円山からの参道も整備された。
- 1913年:北野天満宮前に大日本武徳会京都支部武徳殿が竣工。
- 1959年:大日堂前庭園を中根金作が作庭
- 2006年10月:大隈重信お手植え松4代目を植樹
- 2014年10月:旧大日本武徳会京都支部武徳殿が移築されて青龍殿が落慶
古墳群
- 1号墳:華頂山山頂にある。現状不詳。
- 2号墳:大日堂の場所にあったが破壊されているという。
- 3号墳:将軍塚がこれに当たる。