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照厳寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年1月4日 (火)
照厳寺は福井県あわら市清王にある浄土真宗寺院。真宗大谷派。元の所在地の地名により、久末照厳寺と呼ばれる。山号は聯珠山。
越中国氷見郡(富山県氷見市周辺)に創建。のち越前国吉田郡久末(福井県福井市幾久町)に移転。超勝寺配下の有力寺院として越前一向一揆の主力の一つだった。1506年、越前一向一揆は朝倉氏に敗北して超勝寺や本覚寺と共に照厳寺も加賀国に逃れ、林村(二ツ梨村とも)に移った。 1568年、一度越前に帰還するが、織田信長軍の侵攻で1575年、再び加賀国二ツ梨村に移転した。 1591年の末寺帳には「越前」とあるので同年までには越前に帰還したと考えられている。 本願寺の東西分裂では東本願寺に着き、超勝寺末を離れて本山直末となった。 1617年、坂北郡柿ケ原(福井県あわら市柿原)に移転。 1760年、隣村の坂北郡清王の現在地に移転した。 (『日本歴史地名大系』)