ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
蓮華蔵院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月15日 (木)
蓮華蔵院(れんげぞういん)は、平安京郊外の白河殿の白河南殿内にあった九体阿弥陀堂。廃絶。白河上皇が創建。白河新御願寺とも呼ばれた。
白河南殿の敷地の西側にあった。永久2年(1114)12月29日創建。平正盛が造営を担当した。大治5年(1130)6月、三重塔建立。仁平2年(1152)、宝荘厳院と共に百体阿弥陀が造立された。承久3年(1221)閏10月1日、寛喜元年(1229)12月22日、文暦元年(1234)閏10月1日、暦応3年(1340)4月15日などに火災が起こり、伽藍が焼失。このあとの消息は分からず衰退廃絶したらしい。檀王法林寺の本尊阿弥陀如来像は蓮華蔵院にあったものと言われる。(日本歴史地名大系)