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襄州・龍興寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年8月31日 (土)

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襄州龍興寺は湖北省襄陽市にあった寺院。唐代に諸州に建てられた龍興寺の一つ。「襄陽石刻阿弥陀経」碑の原碑があった。跡地不詳。現状不詳。襄陽龍興寺

襄陽石刻阿弥陀経

襄陽龍興寺にあった「襄陽石刻阿弥陀経」の模刻碑(日本の京都正林寺)

襄陽石経。現行の阿弥陀経と異なる本文を伝える。21文字多い。後世の挿入ともいわれる。石碑は梁・隋代の陳仁稜(生没年不詳)の書で建てられたとされる。宋代には王日休『龍舒増広浄土文』で紹介された。日本では法然が『選択本願念仏集』で『龍舒増広浄土文』を引用して言及しており、念仏多善根説の根拠としている。各地に模刻碑がある。

  • 霊芝崇福寺:浙江省杭州市上城区銭王祠路。廃絶。現在の銭王祠のあたりという。浄土教律宗の僧侶の元照(1048-1116)ゆかりの寺院。霊芝寺。
  • 宗像大社:福岡県宗像市田島。宋代の紹熙6年(1195年(建久6年))作。大宮司宗像氏国が南宋に発注して制作したもの。石材は寧波産の梅園石。『平家物語』の記述から平重盛が発願したという伝承が生まれた。
  • 知恩寺:京都府京都市左京区田中門前町。浄土宗。1714年(正徳4年)、43世の然誉吟達が模刻碑を建立。
  • 東山正林寺:京都府京都市東山区上馬町。浄土宗。1746年(延享3年)模刻。平重盛の伝承から平重盛の邸宅跡とされる正林寺に建てられたのだろう。
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