出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月12日 (月)
金山天王寺は、平安京北郊にあった聖徳太子ゆかりの天台宗寺院。本尊は如意輪観音。北野天満宮の門前町上七軒の一画、上七軒通の東端の北側にあった。西隣には一時期、京都・円満寺があった。
物部守屋との戦いでの誓願に基づき、聖徳太子が創建したと伝える。太子堂があった。1874年(明治7年)、廬山寺に合併(廬山寺ウェブサイト)。(参考:同名寺院天王寺)
『金山天王寺縁起絵巻』が廬山寺と常陸・大覚寺に伝来する。
廬山寺には絵巻のほか、如意輪観音と毘沙門天の旧仏が伝わるという。