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陽願寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年5月14日 (月)
陽願寺(ようがんじ)は福井県越前市にある浄土真宗寺院。現在は浄土真宗本願寺派だが、真宗出雲路派本山毫摂寺8世の善鎮(1389-1465、真宗人名辞典)が晩年に創建したとされ、大町門徒と縁が深い。毫摂寺の号である出雲路に通じる出雲山を山号とする。のち西本願寺の院家寺院となる。府中御堂。蓮如の分骨を納めるとも。
歴史
善鎮は戦乱を避けて毫摂寺を京都から越前に移転。1472年(文明4年)、本願寺蓮如に帰参して正闡坊と号す。実如の妻の如祐尼の妹と結婚。 1483年(文明15年)陽願寺を創建した。天正年間、善徳の時、現在地に移転。1597年(慶長2年)、院家となる。南越の触頭となる。府中領主本多家の菩提寺格となる。寛永年間、東本願寺末の陽願寺が福井に分寺される。
(日本歴史地名大系)