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辛国神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年8月2日 (月)
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室町時代に河内国守護の畠山基国が社領200石を寄進し、この時に春日大社から天児屋根命を合祀したともいう。 | 室町時代に河内国守護の畠山基国が社領200石を寄進し、この時に春日大社から天児屋根命を合祀したともいう。 | ||
- | 近世には「岡村庄春日社」と呼ばれていた。1908年(明治41年)、[[葛井寺]]鎮守の官社・村社の[[河内藤井寺・長野神社]] | + | 近世には「岡村庄春日社」と呼ばれていた。1908年(明治41年)、[[葛井寺]]鎮守の官社・村社の[[河内藤井寺・長野神社]](素盞嗚命)、[[国史見在社]]の[[河内・野中神社]]、を合祀。[[東大寺]]にある同名神社との関連は不詳([[東大寺・辛国神社]])。(由緒書、日本歴史地名大系) |
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2021年8月2日 (月) 時点における最新版
辛国神社(からくに・じんじゃ)は大阪府藤井寺市藤井寺(河内国志紀郡)にある神社。祭神は饒速日命・天児屋根命・素盞嗚命(日本歴史地名大系では伊香色雄命・天児屋根命とする)。官社。
歴史
現在の由緒書では、日本書紀に雄略天皇13年3月、餌香長野邑を物部目大連に賜ったとあり、この時に祖神である饒速日命を祀ったのが起源だとする。物部氏一族の辛国連が氏神として祭祀を続け、辛国神社と称するにようになったという。一方で外国を意味する「からくに」という名称から渡来系氏族が祀った氏神という見方も根強い。
867年(貞観9年)9月26日、官社に列する(三代実録)。
周辺の地が興福寺荘園岡村庄となったため、春日神が合祀されたらしい。
室町時代に河内国守護の畠山基国が社領200石を寄進し、この時に春日大社から天児屋根命を合祀したともいう。
近世には「岡村庄春日社」と呼ばれていた。1908年(明治41年)、葛井寺鎮守の官社・村社の河内藤井寺・長野神社(素盞嗚命)、国史見在社の河内・野中神社、を合祀。東大寺にある同名神社との関連は不詳(東大寺・辛国神社)。(由緒書、日本歴史地名大系)