菩提寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

2015年3月2日 (月) 時点における版

菩提寺（ぼだいじ）の同名寺院。菩提とは「煩悩を断ち切って悟りの境地に達すること。また、悟りの智恵。」（『デジタル大辞泉』）という。転じて「死後の幸福」も意味し、その故人やその家の先祖の供養を行う寺院のことも菩提寺という（檀那寺、香華寺ともいう）。菩提院も参照。

一覧

インド

• 大菩提寺：インド共和国ビハール州にある、釈迦が悟りを開いた場所に建てられた寺院。マハーボーディ寺院。

日本

• 恐山・菩提寺：青森県むつ市の恐山にある地蔵信仰の曹洞宗寺院。陸奥国北郡（糠部郡）。
• 信夫・菩提寺：陸奥国（岩代国）信夫郡（福島県福島市）にあった古代の定額寺。奈良興福寺僧侶が創建。西原廃寺跡が寺跡と推定されている。
• 美濃・菩提寺：岐阜県不破郡垂井町にある寺院。古代の定額寺。伊福氏の氏寺。美濃国不破郡。
• 近江・大菩提寺：滋賀県栗東市にある天台宗寺院金勝寺の旧称。近江国栗太郡。金粛菩薩（良弁）旧跡。
• 摂津・菩提寺：兵庫県三田市にある花山天皇菩提寺の真言宗寺院。花山院ともいう。摂津国有馬郡。西国三十三所観音霊場番外。真言宗花山院派。
• 美作・菩提寺：岡山県勝田郡奈義町にある法然旧跡の浄土宗寺院。美作国勝北郡。浄土宗知恩院派。