出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
吉田神道の主神である「大元尊神」を記す棟札(明治38年上棟の大阪中之島図書館)。直接吉田神道の思想を示す史料ではないが、大工が伝承する祭式にまで影響を与えたことが分かる
吉田神道(よしだ・しんとう)は、吉田家を宗家とし、京都大元宮を根本道場とし、歴代政権に国家的地位を認められた神道の流派。廃絶。各神社、各神道教団、各家、個人で部分的に伝承されているが、現在、社会的に「正統」を認められている組織は存在しない。宗家の末裔や大元宮を管理する吉田神社、大元宮を拠点とする神葬祭教団「太元講社」が現存する。
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