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大護院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2019年10月26日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
大護院(だいごいん)は東京都台東区蔵前にあった真言宗寺院。本尊は不動明王か。真言宗新義派か。仁和寺門跡の江戸触頭か。仁和寺の院家の格式を持った。蔵前神社別当。廃絶。神光寺と称す。山号は雄徳山。
歴史
もともと高野山行人方の僧が詰める文殊院があった。1692年の行人方騒動で廃絶。 1693年、学侶方の大護院となった。石清水八幡宮宝蔵坊社僧の孝治(幸沼?)が開山となった。 同時に将軍徳川綱吉の命で蔵前神社(御蔵前八幡宮、文殊院八幡宮、石清水正八幡宮などと呼ばれた)の社殿を造営(創建?)。 1732年に焼失し、蔵前神社と共に浅草三崎町に移ったが、1744年に旧地に戻った。 1872年廃絶。
1841年、成田不動の出張所が日本橋坂本町(東京都中央区新富)から大護院内に移転。1879年、深川の永代寺吉祥院に移転(深川不動)。
(『日本歴史地名大系』ほか)
組織
歴代住職
- 1孝治
- 隆光()<>:?
- 尊祐(1645-1717)<>:長谷寺16世。
- 隆慶(1649-1719)<>:長谷寺17世。
- 信有(1662-1723)<>:長谷寺19世。
- 道敬
- 道識
- 20道本(1768-1857):1857年8月28日死去。90歳。神奈川金蔵院に埋葬。(武江年表)