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椿大神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年8月21日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
椿大神社(つばき・おおかみ・の・やしろ)は、三重県鈴鹿市にある猿田彦信仰の神社。主祭神は「猿田彦大神」。相殿として瓊々杵尊、栲幡千々姫命、配祀として天之鈿女命、木花咲耶姫命、さらに前座として行満大明神が祀られている(神社ウェブサイト)。都波岐奈加等神社とともに伊勢国一宮の論社とされる。旧県社。別表神社。
歴史
垂仁天皇27年8月に倭姫命の神託を受けて、入道ケ嶽・椿ケ嶽から麓の現在地に猿田彦神の神霊を遷し、社殿を建てたのが始まりとされる。猿田彦神の末裔に行満というものがおり、現在の神社では、彼は役行者を導いたとされ、「修験神道」の開祖となったとして崇めている。 現在の社家山本家はこの行満の子孫という。
境内
元来の鎮座地である入道ケ嶽山頂に奥宮がある。山中には「いしぐらの磐座」「いしがみの磐座」がある。 別宮として天之鈿女命を祀る椿岸神社がある。官社(式内社)で、相殿に太玉命・天之児屋根命を祀る。県主神社も官社で倭建命・建貝児命を祀る。行満堂神霊殿は行満を主祭神に「神宮寺6ヵ寺ゆかりの6神」を祀る。また崇敬者物故者などを祀り、祖霊社の役割を果たしている。参道途中にある土公神陵は猿田彦神の陵墓とされる。御船磐座は天孫降臨のときに乗ってきた船を繋ぎ止めたところとされる。 また椿護国神社、松下幸之助社がある。アメリカには分社であるアメリカ椿大神社がある。