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願入寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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願入寺(がんにゅうじ)は、茨城県東茨城郡大洗町にある浄土真宗寺院。如信旧跡。東本願寺の連枝・御坊。真宗大谷派だったが、戦後独立して原始真宗大本山を称す。大網御坊。山号は岩船山。
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歴史
親鸞孫の如信が陸奥国白川郡大網(福島県石川郡古殿町竹貫)に創建。孫の3世空如のときに願入寺と名乗ったという。8世如慶のときに那珂東郡小瀬郷大根田(常陸大宮市小瀬)、10世如了のときに那珂東郡菅谷(那珂市菅谷)に、如空のときに久慈東郡久米(常陸太田市久米町)に移転した。1675年(延宝3年)の15世如高に徳川光圀から現在地を寄進され、移転した。 東本願寺14世琢如の次男如晴を迎え、如高の娘と結婚した。 覚如の1332年(元弘2年/正慶1年)『二十四輩牒』を蔵する。 久米の旧地にも久米・願入寺が残る。
組織
歴代
- 1如信(1235-1300)<>:善鸞の子。本願寺2世(追贈)。
- 2浄如(1265-1340)<>:如信の三男とも、善鸞の長男(生没年は1236-1311)ともいうが、願入寺では如信三男説か。証誠寺を創建したとされる。
- 3空如()<>:
- 8如慶(?-1500)<>:
- 9如賢()<>:
- 10如了()<>:
- 15如高()<>:
- 16如晴()<>:
- 未見「願入寺歴代住持記録」(『帰願寺文書』『福井県史』所収)
参考文献
- 2011『親鸞聖人関東ご旧跡ガイド』本願寺出版社
- 国史大辞典
- 日本歴史地名大系