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栄山寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年7月8日 (金)
栄山寺(えいざんじ)は、奈良県五條市にある藤原氏ゆかりの真言宗寺院。本尊は薬師如来。 南北朝時代には南朝の栄山寺行宮が置かれた。 真言宗豊山派。前山寺。山号は学晶山。
歴史
養老3年(719)、藤原武智麻呂が創建。武智麻呂が亡くなると子の仲麻呂が父を弔うため八角円堂を建立。役小角が修行したともいう。貞観8年(866)群盗の被害に遭う延喜3年(903)神鏡が復興。寛治5年(1091)別当実経が復興。南北朝時代には南朝の後村上天皇、長慶天皇、後亀山天皇の行宮となった。天文23年(1554)、八角円堂を残して伽藍焼失。興福寺末だったが近世初期に無本寺となり、泉涌寺雲龍院末を経て元禄16年、護国寺末となる。
伽藍
子院
- 総持院
- 普賢院
- 金剛院
- 文殊院
- 梅室院:唯一現存。
- 宝寿院
(日本歴史地名大系、国史大辞典)