ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
不空院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2023年1月19日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
不空院(ふくういん)は、奈良県奈良市高畑町にある真言律宗寺院。本尊は不空羂索観音。山号は春日山。興福寺関連旧跡。
菅家本『諸寺縁起集』などによれば、元は鑑真の住坊だったという。 弘仁年間(810-824)、空海が藤原冬嗣のために興福寺南円堂を造営する時にその雛形として八角円堂の堂宇を建て不空羂索観音を祀ったという。 1248年(宝治2年)西大寺叡尊が将来した律三大部を寄進した。1468年(応仁2年)の時点では興福寺大乗院の祈願所となっていた。江戸時代には朱印地20石があった。
境内に井上内親王の御霊塚などがある。