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京都・興聖寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2022年2月12日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
興聖寺(こうしょうじ)は、京都府京都市上京区上天神町にある臨済宗の本山寺院。本尊は釈迦如来。臨済宗興聖寺派本山。西陣興聖寺。北野興聖寺。山号は円通山。(参考:同名寺院興聖寺)
文禄年間、虚応円耳(1559-1619)が大昭庵を建てたのが起源。 虚応円耳は当初、日蓮宗妙満寺の日重に師事し、大応寺を開く。臨済宗に転じた。天海から葉上流天台密教も受法している。
1603年(慶長8年)、古田織部が帰依し、興聖寺としたという。 1629年(寛永6年)、後水尾天皇が勅願所とした。 海住山寺より平安時代の一切経を入手した。 1701年(元禄14年)、東山天皇が常紫衣と定めた。 1788年(天明8年)の大火で焼失。 東山天皇皇女の福宮(尊勝法院)の墓がある。 臨済宗相国寺派だったが独立した。
妙伝寺の錐揉祖師像(日蓮像)は元々、日蓮宗時代の興聖寺にあったものだという。
目次 |
伽藍
- 本堂:本尊は釈迦三尊。弥勒菩薩や達磨も祀る。もともと仏殿として建てられたが、法堂も兼ねるようになった。
- 開山堂:虚応円耳を祀る。本堂の背後にある。
- 涅槃堂:本尊は勝軍地蔵。檀信徒の位牌を納める。
- 方丈:
- 雲了軒:古田織部像を祀る。
- 古田織部墓
- 福宮墓
- 曽我蕭白墓
塔頭
- 青松院
- 一乗院
組織
歴代住職
- 1虚応円耳
- 2無閣裏門
- 3幽谷一通?全空?
- 4了海通光
- 5拙堂祖玄(1615-)<>:谷中興禅寺、伊勢不動院などを開く。
- 6月舟
- 7洞水祖深
- 8浄天祖信
- 9伯映
- 日種譲山
- 長門宏道
- 望月宏済