可睡斎

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

可睡斎（かすいさい）は、静岡県袋井市にある秋葉信仰の曹洞宗寺院。本尊は聖観音。太源派の拠点。応永14年に大洞院開山の如仲天誾が建てた草庵が起源。のち太路一遵が再建して東陽軒と称す。鳳山等膳が徳川家康の窮地を救ったことから帰依を受け、東海大僧録の地位を得た。山号は万松山。

神仏分離により、現在の秋葉神社が成立し、秋葉山の仏教側の祭祀は、秋葉寺の本寺であった可睡斎に継承された。

伽藍

• 本堂：
• 開山堂：
• 秋葉三尺坊大権現：御真殿
• 護国塔：
• 奥之院：

組織

歴代住職

現在は斎主と称す。

• 1如仲天誾（1365-1437）<>：梅山聞本の法嗣。如仲派の祖。洞寿院、崇信寺、大洞院を創建。越前・龍沢寺中興。1439年(永享11年)2月5日死去？。
• 2真巌道空（1374-1449）<>：如仲天誾の法嗣。洞寿院住職。1451年(宝徳3年)8月15日死去？。
• 3川僧慧済（?-1475）<>：真巌道空の法嗣。一雲斎住職。乾坤院開山。諡号は法覚仏恵禅師。1475年(文明7年)7月9日死去。
• 4大年祥椿（1434-1513）<>：太年祥椿？1513年(永正10年)4月4日死去。
• 5太路一遵（1399-1518）<>：如仲天誾の下で出家。大年祥椿の法嗣。龍沢寺住職。可睡斎を創建。120歳。1518年(永正15年)4月6日死去。
• 6林英総逋（?-1531）<>：林英宗甫？1531年(享禄4年)10月12日死去。
• 7大陽一鴒（?-1569）<>：龍洞院中興。1569年(永禄12年)9月28日死去。
• 8天用一超（）<>：天陽一朝？1549年(天文18年) 9月8日死去。
• 9潜龍慧湛（?-1566）<>：天陽一朝の法嗣。1566年(永禄9年)10月23日死去。
• 10天叟禅長（）<>：天叟善長？1572年(元亀3年)11月16日死去。
• 11鳳山等膳（?-1590）<1572->：天叟善長の法嗣。徳川家康の帰依を得た。仙麟等膳？1572年(元亀3年)11月、可睡斎住職。1590年(天正18年)5月退任。1590年(天正18年)5月21日死去。
• 12一柱禅易（?-1598）<>：一株禅易とも。1590年(天正18年)9月、可睡斎住職。1598年(慶長3年)4月退任。1598年(慶長3年)4月11日死去。
• 13士峰宋山（1543-1635）<1598-1613>：一柱禅易の法嗣。僧録司となる。秋葉寺中興。1598年(慶長3年)5月、可睡斎住職。1613年(慶長18年)秋退任。1635年(寛永12年)9月23日死去。
• 14一機慧策（）<>：1613年(慶長18年)冬、可睡斎住職。1626年(寛永3年)12月退任。1626年(寛永3年)12月19日死去。
• 15道中雲達（）<>：1627年(寛永4年)、可睡斎住職。1633年(寛永10年)2月退任。1633年(寛永10年)2月6日死去。
• 16恭伝存康（）<>：1626年(寛永3年)、可睡斎住職。1633年(寛永10年)6月退任。1633年(寛永10年)6月28日死去。
• 17一東秀天（）<>：1634年(寛永11年)、可睡斎住職。1642年(寛永19年)7月退任。1642年(寛永19年)7月25日死去。
• 18華亭豚宗（）<>：萃亭豚宗1646年(正保3年)4月、可睡斎住職。1654年(承応3年)8月退任。1654年(承応3年)8月19日死去。
• 19不外東伝（）<>：1652年(承応1年)、可睡斎住職。1658年(万治1年)1月退任。1658年(万治1年)1月28日死去。
• 20名山大誉（）<>： 1658年(万治1年)、可睡斎住職。1658年(万治1年)9月退任。1658年(万治1年)9月12日死去。
• 21貴外嶺育（）<>：1658年(万治1年)、可睡斎住職。1666年(寛文6年)5月退任。1666年(寛文6年)5月25日死去。
• 22丹山嶺香（）<>：1666年(寛文6年)7月、可睡斎住職。1672年(寛文12年)12月退任。1672年(寛文12年)12月27日死去。
• 23一通松天（?-1649）<>：1673年(延宝1年)3月、可睡斎住職。1679年(延宝7年)5月退任。1679年(延宝7年)5月15日死去。
• 24桂巌寿仙（）<>：1679年(延宝7年)4月、可睡斎住職。1680年(延宝8年)3月退任。1680年(延宝8年)3月20日死去。
• 25太嶺寅朔（）<>：1680年(延宝8年)5月、可睡斎住職。1696年(元禄9年)5月退任。1696年(元禄9年)5月15日死去。
• 26黙外門室（）<>：1687年(貞享4年)6月、可睡斎住職。1692年(元禄5年)4月退任。1701年(元禄14年)12月8日死去。
• 27教寂芸訓（）<>：1692年(元禄5年)4月、可睡斎住職。1700年(元禄13年)5月退任。1700年(元禄13年)5月21日死去。
• 28東洲真海（）<>：1700年(元禄13年)8月、可睡斎住職。1718年(享保3年)8月退任。1718年(享保3年)8月16日死去。
• 29大通貫道（）<>：1708年(宝永5年)11月、可睡斎住職。1736年(元文1年)9月退任。1736年(元文1年)9月11日死去。
• 30月関湛亮（）<>：1720年(享保5年)12月、可睡斎住職。1729年(享保14年)12月退任。1729年(享保14年)12月14日死去。
• 31大昶光国（）<>：1729年(享保14年)11月、可睡斎住職。1741年(寛保1年)4月21日退任。1753年(宝暦3年)5月13日死去。
• 32大梁禅棟（）<>：1741年(寛保1年)4月、可睡斎住職。1752年(宝暦2年)1月退任。1752年(宝暦2年)1月16日死去。
• 33道山守賢（）<>：1752年(宝暦2年)3月、可睡斎住職。1776年(安永5年) 1月退任。1789年(寛政1年)6月15日死去。
• 34天倫光音（）<>：1776年(安永5年)3月、可睡斎住職。1784年(天明4年)退任。1784年(天明4年)1月14日死去。
• 35観国光錐（）<>：1784年(天明4年)3月、可睡斎住職。1790年(寛政2年)退任。1796年(寛政8年)12月13日死去。
• 36盛元大胤（）<>：1791年(寛政3年)3月、可睡斎住職。1794年(寛政6年)5月退任。1794年(寛政6年)4月13日死去。
• 37魯道擔休（）<>：1794年(寛政6年)5月、可睡斎住職。1801年(享和1年)退任。1802年(享和2年)秋死去。
• 38因孝休覚（）<>：1801年(享和1年)7月、可睡斎住職。1836年(天保7年)3月退任。1836年(天保7年)夏死去。
• 39寛海休豊（）<>：1836年(天保7年)3月、可睡斎住職。1840年(天保11年)10月退任。1840年(天保11年)10月18日死去。
• 40大光実英（）<>：1841年(天保12年)6月、可睡斎住職。1843年(天保14年)7月退任。1843年(天保14年)7月28日死去。
• 41道快亨全（）<>：1843年(天保14年)、可睡斎住職。1848年(嘉永1年)退任。1848年(嘉永1年)6月7日死去。
• 42天嶺玄童（）<>：1848年(嘉永1年)、可睡斎住職。1856年(安政3年)7月退任。1856年(安政3年)10月22日死去。
• 43静厳亮禅（）<>：1856年(安政3年)7月、可睡斎住職。1868年(明治1年)4月退任。1868年(明治1年)4月17日死去。
• 44碓山興宗（）<>：1868年(明治1年)8月、可睡斎住職。1869年(明治2年)9月退任。1868年(明治1年)10月8日死去。
• 45林峰要禅（）<>：1869年(明治2年)9月、可睡斎住職。1870年(明治3年)5月退任。1870年(明治3年)5月15日死去。
• 46巨嶽玄齢（）<>：1872年(明治5年)5月、可睡斎住職。1876年(明治9年)12月退任。1876年(明治9年)12月3日死去。
• 47西有穆山（）<>：穆山瑾英。1877年(明治10年)10月、可睡斎住職。1892年(明治25年)9月退任。1910年(明治43年)12月4日死去。
• 48日置黙仙（1847-1920）<>：維室黙仙。永平寺貫首。1892年(明治25年)11月、可睡斎住職。1916年(大正5年)5月退任。1920年(大正9年)9月2日死去。
• 49秋野孝道（1858-1934）<>：総持寺貫首。
• 50
• 51高階瓏仙（）<>：
• 52大忍金栄（）<>：
• 53原田亮裕（）<>：
• 54鈴木泰山（）<>：
• 55伊東盛煕（）<>：宗務総長。
• 56嶋田吉春（）<>：
• 57佐瀬道淳（）<>：

48世まで[1]