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大安寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大安寺(だいあんじ)は、奈良県奈良市にある真言宗寺院。現在の本尊は十一面観音。古代の代表的な官寺。南都仏教の代表的寺院の一つ。高野山真言宗。大官大寺。百済大寺。高市大寺。南大寺とも。聖徳太子が建てた熊凝精舎に由来し、飛鳥などを経て平城京に移された。この時、唐から帰国した道慈が長安の西明寺を模して伽藍を建てたともいう。鎮守として大安寺八幡宮がある。大安寺関連旧跡も参照。多くの名僧がここで学び、また立ち寄っている。勤操、空海、行教の旧跡。
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概要
歴史
古代
聖徳太子が創建した熊凝精舎が起源。639年、舒明天皇が精舎を百済河畔に移し、百済大寺と呼ばれた。673年、飛鳥に移転し、高市大寺と称す。671年、大官大寺と改称。701年、造大安寺司を設置。716年、左京六条四坊の現在地に移転した。『大安寺伽藍縁起幷流記資財帳』が編纂される。古代には三論宗や華厳宗の拠点として栄えた。中世以降、伽藍は衰退。
中世
近代
大正10年(1921)、史跡指定。
組織
大安寺別当
- 空海
- 扶公(966-1035):
- 聖慶(1153-1175):
- 頼恵(1168-1235):
- 宗性(1202-1278):
- 道宝(1214-1281):
伽藍・子院
- 大安寺西唐院