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存覚旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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存覚(1290-1373)は、浄土真宗僧侶本願寺3世覚如の長男。本来、本願寺4世を継ぐべき立場にあったが父との不和でかなわなかった。父から二度義絶された一方、地方の僧俗を指導し、地方教団の成立に多大な影響を与えた。門下には仏光寺興正寺了源錦織寺慈空、大町専修寺如導誠照寺如覚などがいた。証誠寺を開いた道性とも親しかった。錦織寺4世に数えられている。常楽台と号す。墓所不明。

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