ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

真宗大谷派笠松別院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年8月30日 (月)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(間の1版分が非表示)
1行: 1行:
 +
[[file:EEBB5C16-E11D-4EAF-AF9F-D3DFFC42165D.jpeg|thumb|500px|門]]
 +
[[file:A70929DC-9606-4918-87E6-198537B79351.jpeg|thumb|500px|本堂跡。昭和49年に焼失して40年以上再建されていない。]]
'''真宗大谷派笠松別院'''(しんしゅうおおたには・かさまつ・べついん)は、岐阜県羽島郡笠松町にある[[真宗大谷派]]の[[真宗大谷派の別院寺院|別院]]。(参考:同名寺院[[笠松別院]])
'''真宗大谷派笠松別院'''(しんしゅうおおたには・かさまつ・べついん)は、岐阜県羽島郡笠松町にある[[真宗大谷派]]の[[真宗大谷派の別院寺院|別院]]。(参考:同名寺院[[笠松別院]])
-
 
-
== 歴史 ==
 
文政年間、[[西本願寺]]19代本如が江戸に下る際、この付近に休息する末寺がなかったため、天保8年(1837)門徒が坊舎を立てた。現在の西本願寺の[[本願寺笠松別院|笠松別院]]である。[[東本願寺]]では休息する末寺があったが、西派に動きに刺激され、門徒らが天保10年(1839)に一宇を建てた。これが東本願寺の笠松別院の始まりである。その後、'''東本願寺掛所'''となり、明治9年、'''笠松別院'''となった。明治24年の濃尾地震で甚大な被害をこうむった。その後、本堂、山門などを再建したが、昭和49年に失火で焼失。再建の目処は立っていない。
文政年間、[[西本願寺]]19代本如が江戸に下る際、この付近に休息する末寺がなかったため、天保8年(1837)門徒が坊舎を立てた。現在の西本願寺の[[本願寺笠松別院|笠松別院]]である。[[東本願寺]]では休息する末寺があったが、西派に動きに刺激され、門徒らが天保10年(1839)に一宇を建てた。これが東本願寺の笠松別院の始まりである。その後、'''東本願寺掛所'''となり、明治9年、'''笠松別院'''となった。明治24年の濃尾地震で甚大な被害をこうむった。その後、本堂、山門などを再建したが、昭和49年に失火で焼失。再建の目処は立っていない。
-
当時の輪番が建てた[[明治天皇]]行在所が移築されている。
+
当時の輪番が建てた[[明治天皇]]行在所が移築されている。[[東流廃寺]]の礎石がある。
 +
<gallery widths="200" heights="150" perrow="2">
 +
file:91856060-0F38-45F3-B7E5-61428C5FFA91.jpeg|東流廃寺の礎石
 +
file:B360CFB7-D9D7-4731-B6C6-7D390EA3572D.jpeg|経蔵か
 +
file:5C2FF8AB-199D-4067-B9CE-815678130A2F.jpeg|仮本堂
 +
file:F1D7FF53-BB24-41B5-9DAA-7F51C72C9ED8.jpeg|石碑
 +
</gallery>
== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
*木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
*木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
[[Category:岐阜県]]
[[Category:岐阜県]]

2021年8月30日 (月) 時点における最新版

本堂跡。昭和49年に焼失して40年以上再建されていない。

真宗大谷派笠松別院(しんしゅうおおたには・かさまつ・べついん)は、岐阜県羽島郡笠松町にある真宗大谷派別院。(参考:同名寺院笠松別院

文政年間、西本願寺19代本如が江戸に下る際、この付近に休息する末寺がなかったため、天保8年(1837)門徒が坊舎を立てた。現在の西本願寺の笠松別院である。東本願寺では休息する末寺があったが、西派に動きに刺激され、門徒らが天保10年(1839)に一宇を建てた。これが東本願寺の笠松別院の始まりである。その後、東本願寺掛所となり、明治9年、笠松別院となった。明治24年の濃尾地震で甚大な被害をこうむった。その後、本堂、山門などを再建したが、昭和49年に失火で焼失。再建の目処は立っていない。

当時の輪番が建てた明治天皇行在所が移築されている。東流廃寺の礎石がある。

参考文献

  • 木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%9C%9F%E5%AE%97%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E6%B4%BE%E7%AC%A0%E6%9D%BE%E5%88%A5%E9%99%A2」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール