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蓮華光院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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*'''道尊'''(1174-1228):真言宗の僧。以仁王の王子。後白河法皇の孫。おじの守覚法親王に師事。1206年(建永1年)3月8日東大寺別当101世(「次第」では17日、91世)。在任中、重源が死去している。1028年(長元1年)11月14日拝堂。同年、仁和寺別当、東寺長者。1210年(承元4年)4月、東大寺別当を辞任。ついで護持僧。1221年(承久3年)仁和寺御影堂供養。1226年(嘉禄2年)12月1日、東大寺別当105世に再任。1228年(安貞2年)辞任。8月5日死去。蓮華光院門跡を創建。西院、安井宮と号す。(『東大寺辞典』など) | *'''道尊'''(1174-1228):真言宗の僧。以仁王の王子。後白河法皇の孫。おじの守覚法親王に師事。1206年(建永1年)3月8日東大寺別当101世(「次第」では17日、91世)。在任中、重源が死去している。1028年(長元1年)11月14日拝堂。同年、仁和寺別当、東寺長者。1210年(承元4年)4月、東大寺別当を辞任。ついで護持僧。1221年(承久3年)仁和寺御影堂供養。1226年(嘉禄2年)12月1日、東大寺別当105世に再任。1228年(安貞2年)辞任。8月5日死去。蓮華光院門跡を創建。西院、安井宮と号す。(『東大寺辞典』など) | ||
*道乗(1215-1273):頼仁親王の王子。上乗院門跡住職。東寺長者。小島宮と呼ばれた。 | *道乗(1215-1273):頼仁親王の王子。上乗院門跡住職。東寺長者。小島宮と呼ばれた。 | ||
- | * | + | *道円法親王(1224-1281):[[土御門天皇]]の皇子。西院宮、安井宮。 |
*道融 | *道融 | ||
- | * | + | *性融法親王(生没年不詳):[[亀山天皇]]皇子。 |
*益助法親王:岩蔵宮出身。上乗院門跡住職。 | *益助法親王:岩蔵宮出身。上乗院門跡住職。 | ||
*益性法親王:亀山天皇皇子。上乗院門跡住職。 | *益性法親王:亀山天皇皇子。上乗院門跡住職。 | ||
*益守法親王 | *益守法親王 | ||
- | * | + | *乗朝法親王(生没年不詳):[[常盤井宮]]恒明親王の王子。上乗院宮。上乗院門跡住職。 |
- | * | + | *道永法親王(?-1535):貞常親王王子。上乗院門跡住職。 |
*寛守法親王:上乗院門跡住職。 | *寛守法親王:上乗院門跡住職。 | ||
- | * | + | *道朝法親王(1378-1446):後円融天皇の第2皇子。上乗院門跡住職。 |
*義昭(義照) | *義昭(義照) | ||
*'''性演''':中興 | *'''性演''':中興 |
2017年8月19日 (土) 時点における版
蓮華光院(れんげこういん)は、京都府京都市東山区にあった、真言宗の門跡寺院。本尊は毘沙門天。元は仁和寺の院家として太秦安井に建てられた。のち東山に移された。大覚寺が兼帯した時期もある。明治に廃絶となったが、旧鎮守の安井金比羅宮が残る。安井門跡、下河原門跡、小川門跡、岡崎門跡などと呼ばれた。上乗院門跡と混同されることもあったという。
歴代住職
- 道尊(1174-1228):真言宗の僧。以仁王の王子。後白河法皇の孫。おじの守覚法親王に師事。1206年(建永1年)3月8日東大寺別当101世(「次第」では17日、91世)。在任中、重源が死去している。1028年(長元1年)11月14日拝堂。同年、仁和寺別当、東寺長者。1210年(承元4年)4月、東大寺別当を辞任。ついで護持僧。1221年(承久3年)仁和寺御影堂供養。1226年(嘉禄2年)12月1日、東大寺別当105世に再任。1228年(安貞2年)辞任。8月5日死去。蓮華光院門跡を創建。西院、安井宮と号す。(『東大寺辞典』など)
- 道乗(1215-1273):頼仁親王の王子。上乗院門跡住職。東寺長者。小島宮と呼ばれた。
- 道円法親王(1224-1281):土御門天皇の皇子。西院宮、安井宮。
- 道融
- 性融法親王(生没年不詳):亀山天皇皇子。
- 益助法親王:岩蔵宮出身。上乗院門跡住職。
- 益性法親王:亀山天皇皇子。上乗院門跡住職。
- 益守法親王
- 乗朝法親王(生没年不詳):常盤井宮恒明親王の王子。上乗院宮。上乗院門跡住職。
- 道永法親王(?-1535):貞常親王王子。上乗院門跡住職。
- 寛守法親王:上乗院門跡住職。
- 道朝法親王(1378-1446):後円融天皇の第2皇子。上乗院門跡住職。
- 義昭(義照)
- 性演:中興
- 道恕(1668-1733):久我広道の子。東寺長者。東大寺別当。
- 了尊(生没年不詳):東大寺別当。
(『日本仏家人名辞書』、望月信亨『仏教大辞典 付録』)