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如来寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年4月14日 (金)
如来寺(にょらいじ)は、福島県いわき市にある浄土宗名越派の旧檀林寺院。本尊は阿弥陀如来。下野・円通寺、専称寺、成徳寺とともに名越派の中心的な寺院の一つだった。現在は浄土宗知恩院派の一般寺院。専称寺の東500mにある。松峰山真戒院。矢目如来寺と呼ばれる。(参考:同名寺院如来寺_(同名))
歴史
磐城・大国魂神社神主の山名家が嘉元2年(1304)に創建したという。その後に来た名越派の良山妙観を開山とする。その年は元亨2年(1322)と伝えるが、『日本歴史地名大系』は建武年間頃が正しいとする。永正年間(1504-1521)にその地位を専称寺に奪われるまで、名越派の首位となる寺院だった。江戸時代には専称寺末となり、万治4年(1661)には名越派の檀林は専称寺と円通寺のみに限られ、如来寺の檀林は廃された。袋中は永禄10年(1567)、16歳で入り、ここで修行している。秘書を収めた月形筥を蔵している。
歴代
- 1良山妙観:
- 2祐誠:妙観の弟子。
- 6良弘:
参考文献
- 『日本歴史地名大系』ほか