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甲宗八幡神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年4月30日 (日)
甲宗八幡神社(こうそう・はちまん・じんじゃ)は、福岡県北九州市門司区旧門司(豊前国企救郡)にある八幡信仰の神社。祭神は応神天皇・神功皇后・市寸島比売命・多紀理比売命・多紀津比売命。門司六ケ郷の鎮守的な性格を持っていた。平知盛墓がある。県社。別表神社。門司八幡宮、門司関八幡宮、甲宗八幡宮ともいう。神功皇后の甲(かぶと)を御神体とするという。神宮寺として真言宗海徳寺があった。小倉藩府内六社(甲宗八幡宮・到津八幡宮・篠崎八幡神社・蒲生八幡宮・八坂神社・香春神社)の一つとされた。
- 860年:大宰大弐の清原峰成が創建。行教が宇佐八幡宮から石清水八幡宮に神霊を奉遷する途次に祀ったともいう。宇佐の大神氏の大神義勝の末裔が奉仕するという。
- 1185年:源範頼と源義経が社殿造営
- 1336年4月11日:足利尊氏が「義兵之成就」を祈願(足利尊氏寄進状)
- 1520年:大内義興が大神氏友を大宮司職に補任
- 1569年:毛利元就、社殿造営
- 元和年間:細川氏は神領を寄進。
- 1633年:小倉藩主小笠原忠真が参拝。
- 1650年:小笠原忠真、社殿造営
- 1866年:第二次長州征伐の兵火で焼失。小倉は山口藩に占領された。
- 1868年:毛利元徳、社殿再建
- 1872年:郷社に列格。(境内由緒書)
- 1897年:社殿改築
- 1907年:社殿改築。楼門もあった。設計は内務省技師安藤時蔵
- 1922年(大正11年)4月:県社昇格(神道史大辞典)
- 1945年6月:戦災で社殿焼失。
- 1958年:社殿再建。拝殿は武徳殿を移築。
- 1973年:出光佐三が大鳥居を寄進。
(『国史大辞典』、『日本歴史地名大系』、神社ウェブサイト)