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神田神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?境内・関連旧跡)
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*本社:1934年(昭和9年)再建。
*本社:1934年(昭和9年)再建。
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*将門神社:祭神は平将門。摂社。本社祭神から外され、1874年(明治7年)から1984年(昭和59年)まで存在した。
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*[[将門神社]]:祭神は[[平将門]]。摂社。本社祭神から外され、1874年(明治7年)から1984年(昭和59年)まで存在した。
*祭祀殿:年祭を行う
*祭祀殿:年祭を行う
*奥御殿:
*奥御殿:
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*末広稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。創建不詳。1616年(元和2年)には存在していた。1966年(昭和41年)2月に再建。
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*末広稲荷神社:祭神は[[宇迦之御魂神]]。創建不詳。1616年(元和2年)には存在していた。1966年(昭和41年)2月に再建。
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*金刀比羅神社:祭神は大物主命・金山彦命・天御中主命。1783年(天明3年)薬研堀に創建。隅田川を往来する船人たちの守護神とされた。1873年(明治6年)7月に村社に列格。1966年(昭和41年)10月、神田神社境内に遷座し、三宿稲荷神社と合殿となった。
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*金刀比羅神社:祭神は[[大物主命]]・[[金山彦命]]・[[天御中主命]]。1783年(天明3年)薬研堀に創建。隅田川を往来する船人たちの守護神とされた。1873年(明治6年)7月に村社に列格。1966年(昭和41年)10月、神田神社境内に遷座し、三宿稲荷神社と合殿となった。
*三宿稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。創建不詳。神田三河町にあった。神主柴崎邸内の内山稲荷と合祀されて神田神社の末社となった。1966年(昭和41年)10月再建し金刀比羅神社と合殿となった。
*三宿稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。創建不詳。神田三河町にあった。神主柴崎邸内の内山稲荷と合祀されて神田神社の末社となった。1966年(昭和41年)10月再建し金刀比羅神社と合殿となった。
*浦安稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。平川河口の漁村の住民が創建。天正年間、鎌倉町の守護神として勧請され、1797年(寛政9年)社殿を造営。1843年(天保14年)8月、神田神社境内に遷座。明治以後、内神田にあった稲荷社5社を合祀した。
*浦安稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。平川河口の漁村の住民が創建。天正年間、鎌倉町の守護神として勧請され、1797年(寛政9年)社殿を造営。1843年(天保14年)8月、神田神社境内に遷座。明治以後、内神田にあった稲荷社5社を合祀した。
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*江戸神社:祭神は建速須佐之男命。702年(大宝2年)江戸の地、現在の皇居内に創建。鎌倉時代には江戸氏の氏神と崇敬され、太田道灌、上杉家、北条家らに崇敬された。1603年(慶長8年)江戸城拡張により神田神社とともに神田駿河台に遷座。1616年(元和2年)に現在地に遷座した。神田市場の守護神として崇敬された。江戸大明神、江戸の天王、牛頭天王と呼ばれた。1868年(明治1年)須賀神社と改称。1885年(明治18年)江戸神社と改称した。1989年(平成1年)神田市場の大田区東海への移転を機に大神輿を神座として社殿を再建した。三天王の一の宮。
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*江戸神社:祭神は[[建速須佐之男命]]。702年(大宝2年)江戸の地、[[江戸城]]内に創建。鎌倉時代には江戸氏の氏神と崇敬され、[[太田道灌]]、[[上杉家]]、[[北条家]]らに崇敬された。1603年(慶長8年)江戸城拡張により神田神社とともに神田駿河台に遷座。1616年(元和2年)に現在地に遷座した。神田市場の守護神として崇敬された。江戸大明神、江戸の天王、牛頭天王と呼ばれた。1868年(明治1年)須賀神社と改称。1885年(明治18年)江戸神社と改称した。1989年(平成1年)神田市場の大田区東海への移転を機に大神輿を神座として社殿を再建した。三天王の一の宮。
*大伝馬町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。江戸時代以前から祀られていたという。大伝馬町天王。三天王の二の宮。
*大伝馬町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。江戸時代以前から祀られていたという。大伝馬町天王。三天王の二の宮。
*小舟町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。もとは江戸城内の現在の吹上御苑のあたりにあったという。三天王の三の宮。
*小舟町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。もとは江戸城内の現在の吹上御苑のあたりにあったという。三天王の三の宮。
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*魚河岸水神社:祭神は弥都波能売命。日本橋魚河岸水神社。徳川家の武運長久と大漁安全を祈願して旧地の神田神社境内に創建。元和年間に神田神社とともに現在地に遷座。大市場交易神と称された。1891年(明治24年)魚河岸水神社と改称。日本橋魚市場の守護神として崇敬されている。
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*魚河岸水神社:祭神は[[弥都波能売命]]。日本橋魚河岸水神社。[[徳川家]]の武運長久と大漁安全を祈願して旧地の神田神社境内に創建。元和年間に神田神社とともに現在地に遷座。大市場交易神と称された。1891年(明治24年)魚河岸水神社と改称。日本橋魚市場の守護神として崇敬されている。
*合祀殿:2012年(平成24年)建立。
*合祀殿:2012年(平成24年)建立。
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*籠祖神社:祭神は猿田彦神・塩土老翁神。1795年(寛政7年)5月、亀井組の籠職人やつづら職人が祖神として神田神社境内に創建。合祀殿に合祀。
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*籠祖神社:祭神は[[猿田彦神]]・[[塩土老翁神]]。1795年(寛政7年)5月、亀井組の籠職人やつづら職人が祖神として神田神社境内に創建。合祀殿に合祀。
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*八幡神社:祭神は誉田別命。合祀殿に合祀。
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*八幡神社:祭神は[[誉田別命]]。合祀殿に合祀。
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*富士神社:祭神は木花咲耶姫命。合祀殿に合祀。
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*富士神社:祭神は[[木花咲耶姫命]]。合祀殿に合祀。
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*天神社:祭神は菅原道真命・柿本人麻呂命。合祀殿に合祀。
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*天神社:祭神は[[菅原道真命]]・[[柿本人麻呂命]]。合祀殿に合祀。
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*大鳥神社:祭神は日本武尊。合祀殿に合祀。
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*大鳥神社:祭神は[[日本武尊]]。合祀殿に合祀。
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*天祖神社:祭神は天照大御神。合祀殿に合祀。
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*天祖神社:祭神は[[天照大御神]]。合祀殿に合祀。
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*諏訪神社:祭神は建御名方神。合祀殿に合祀。
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*諏訪神社:祭神は[[建御名方神]]。合祀殿に合祀。
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*祖霊社:2004年(平成16年)創建。
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*祖霊社:2004年(平成16年)創建。[[祖霊社]]
*随神門:1975年(昭和50年)建立。
*随神門:1975年(昭和50年)建立。
*神楽殿:
*神楽殿:
*一の宮二の宮奉安殿:
*一の宮二の宮奉安殿:
*三の宮奉安殿:
*三の宮奉安殿:
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*[[平将門首塚]]:東京都千代田区大手町。
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*[[江戸・日輪寺]]:東京都台東区西浅草。[[時宗]]。元は[[時宗の本山寺院|時宗の檀林寺院]]、[[江戸触頭]]。芝崎道場。
== 組織 ==
== 組織 ==

2023年3月28日 (火) 時点における版

神田神社(かんだ・じんじゃ)は、東京都千代田区にある、平将門信仰の総本社。准勅祭社府社別表神社。(参考:同名神社神田神社 (同名)

目次

歴史

境内・関連旧跡

  • 本社:1934年(昭和9年)再建。
  • 将門神社:祭神は平将門。摂社。本社祭神から外され、1874年(明治7年)から1984年(昭和59年)まで存在した。
  • 祭祀殿:年祭を行う
  • 奥御殿:
  • 末広稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。創建不詳。1616年(元和2年)には存在していた。1966年(昭和41年)2月に再建。
  • 金刀比羅神社:祭神は大物主命金山彦命天御中主命。1783年(天明3年)薬研堀に創建。隅田川を往来する船人たちの守護神とされた。1873年(明治6年)7月に村社に列格。1966年(昭和41年)10月、神田神社境内に遷座し、三宿稲荷神社と合殿となった。
  • 三宿稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。創建不詳。神田三河町にあった。神主柴崎邸内の内山稲荷と合祀されて神田神社の末社となった。1966年(昭和41年)10月再建し金刀比羅神社と合殿となった。
  • 浦安稲荷神社:祭神は宇迦之御魂神。平川河口の漁村の住民が創建。天正年間、鎌倉町の守護神として勧請され、1797年(寛政9年)社殿を造営。1843年(天保14年)8月、神田神社境内に遷座。明治以後、内神田にあった稲荷社5社を合祀した。
  • 江戸神社:祭神は建速須佐之男命。702年(大宝2年)江戸の地、江戸城内に創建。鎌倉時代には江戸氏の氏神と崇敬され、太田道灌上杉家北条家らに崇敬された。1603年(慶長8年)江戸城拡張により神田神社とともに神田駿河台に遷座。1616年(元和2年)に現在地に遷座した。神田市場の守護神として崇敬された。江戸大明神、江戸の天王、牛頭天王と呼ばれた。1868年(明治1年)須賀神社と改称。1885年(明治18年)江戸神社と改称した。1989年(平成1年)神田市場の大田区東海への移転を機に大神輿を神座として社殿を再建した。三天王の一の宮。
  • 大伝馬町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。江戸時代以前から祀られていたという。大伝馬町天王。三天王の二の宮。
  • 小舟町八雲神社:祭神は建速須佐之男命。もとは江戸城内の現在の吹上御苑のあたりにあったという。三天王の三の宮。
  • 魚河岸水神社:祭神は弥都波能売命。日本橋魚河岸水神社。徳川家の武運長久と大漁安全を祈願して旧地の神田神社境内に創建。元和年間に神田神社とともに現在地に遷座。大市場交易神と称された。1891年(明治24年)魚河岸水神社と改称。日本橋魚市場の守護神として崇敬されている。
  • 合祀殿:2012年(平成24年)建立。
  • 籠祖神社:祭神は猿田彦神塩土老翁神。1795年(寛政7年)5月、亀井組の籠職人やつづら職人が祖神として神田神社境内に創建。合祀殿に合祀。
  • 八幡神社:祭神は誉田別命。合祀殿に合祀。
  • 富士神社:祭神は木花咲耶姫命。合祀殿に合祀。
  • 天神社:祭神は菅原道真命柿本人麻呂命。合祀殿に合祀。
  • 大鳥神社:祭神は日本武尊。合祀殿に合祀。
  • 天祖神社:祭神は天照大御神。合祀殿に合祀。
  • 諏訪神社:祭神は建御名方神。合祀殿に合祀。
  • 祖霊社:2004年(平成16年)創建。祖霊社
  • 随神門:1975年(昭和50年)建立。
  • 神楽殿:
  • 一の宮二の宮奉安殿:
  • 三の宮奉安殿:
  • 平将門首塚:東京都千代田区大手町。
  • 江戸・日輪寺:東京都台東区西浅草。時宗。元は時宗の檀林寺院江戸触頭。芝崎道場。

組織

祠官

  • 神代名臣()<>:1872年(明治5年)5月8日就任。
  • 大崎昌庸()<1872-1873>:1872年(明治5年)6月24日就任。1873年(明治6年)7月25日退任。
  • 本居豊穎(1834-1913)<1873->:国学者本居家当主。(略歴は、平野神社#組織を参照)

社司

  • 平田盛胤(1863-1946)<>:平田篤胤の曾孫。初名は戸沢盛定。東京帝国大学卒。1894年(明治27年)神田神社社司。東京府神職会会長。1946年(昭和21年)死去。1945年(昭和20年)2月28日死去とも。(略歴は、平田家#歴代を参照)

宮司

  • 大鳥居吾朗()<1946-1982>:神社本庁長老。1905年(明治38年)生。1929年(昭和4年)日本大学法文学部卒。同年亀戸天神社に奉職。1930年(昭和5年)神田神社に奉職。1940年(昭和15年)神田神社社掌。1946年(昭和21年)6月、神田神社宮司。1971年(昭和46年)亀戸天神社宮司を兼務。1965年(昭和40年)4月から1977年(昭和52年)3月まで東京都神社庁長。1981年(昭和56年)神社本庁長老。1982年(昭和57年)12月26日死去。
  • 今永利男()<>:東京都出身。1918年(大正7年)生。1943年(昭和18年)皇典講究所神職養成部卒。同年、秋葉神社社司(宮司)。1947年(昭和22年)神田神社権禰宜。1960年(昭和35年)神田神社禰宜。1980年(昭和55年)神田神社権宮司。1983年(昭和58年)2月8日、神田神社宮司。1987年(昭和62年)5月20日死去。
  • 大鳥居信史(1939-)<1987-2019>:大鳥居吾朗の長男。1939年(昭和14年)生。1962年(昭和37年)国学院大学文学部卒。1963年(昭和38年)明治神宮出仕。1964年(昭和39年)1月、神田神社権禰宜。1971年(昭和46年)立石熊野神社宮司。1980年(昭和55年)神田神社禰宜。1983年(昭和58年)神田神社権宮司。1987年(昭和62年)6月8日、神田神社宮司。2019年(令和1年)4月30日退任。
  • 清水祥彦(1960-)<2019->:東京都出身。1960年(昭和35年)生。国学院大学卒。東京都神社庁副庁長。神田神社権宮司。2019年(令和1年)5月1日、神田神社宮司。

権宮司

  • 石橋堅吉()<>:1960年(昭和35年)神田神社権宮司。
  • 今永利男()<>:1980年(昭和55年)神田神社権宮司。
  • 大鳥居信史()<>:1983年(昭和58年)神田神社権宮司。

画像

資料

  • 本居豊穎1892『神田神社由緒略記』[1]:短い
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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