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妙教寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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*'''根本大堂''':妙教寺の本堂。本尊は一塔両尊四士([[釈迦如来]]・[[多宝如来]]・[[上行菩薩]]・[[無辺行菩薩]]・[[浄行菩薩]]・[[安立行菩薩]])と[[日蓮]]。1881年(明治14年)再建。2006年(平成18年)改修。 | *'''根本大堂''':妙教寺の本堂。本尊は一塔両尊四士([[釈迦如来]]・[[多宝如来]]・[[上行菩薩]]・[[無辺行菩薩]]・[[浄行菩薩]]・[[安立行菩薩]])と[[日蓮]]。1881年(明治14年)再建。2006年(平成18年)改修。 | ||
**霊山閣:根本大堂の後ろにある納骨堂。 | **霊山閣:根本大堂の後ろにある納骨堂。 | ||
- | *[[妙教寺稲荷社|霊光殿]](本殿):[[稲荷神]]を祀る神殿([[神社]])。事実上、妙教寺の中心堂宇になっている。1979年(昭和54年)竣工。間口・奥行き・棟高いずれも24mの巨大な堂宇。1.5tの注連縄がかかる。 | + | *'''[[妙教寺稲荷社|霊光殿]]'''(本殿):[[稲荷神]]を祀る神殿([[神社]])。事実上、妙教寺の中心堂宇になっている。1979年(昭和54年)竣工。間口・奥行き・棟高いずれも24mの巨大な堂宇。1.5tの注連縄がかかる。 |
- | * | + | *霊応殿:旧本殿を移築したもの。1741年(寛保1年)再建。 |
**仁王門:インド風の独特の石造門。黄金の[[仁王像]]・狐像を祀る。1950年(昭和25年)の焼失後、1958年(昭和33年)に建立。平成25年(2013)改修。 | **仁王門:インド風の独特の石造門。黄金の[[仁王像]]・狐像を祀る。1950年(昭和25年)の焼失後、1958年(昭和33年)に建立。平成25年(2013)改修。 | ||
*[[報恩大師供養塔]]:報恩大師御廟。 | *[[報恩大師供養塔]]:報恩大師御廟。 |
2016年2月20日 (土) 時点における版
妙教寺は、岡山県岡山市北区にある日蓮宗の本山級寺院。日蓮宗久遠寺派。鎮守神の稲荷神への信仰が著名で、最上稲荷、高松稲荷と呼ばれることが多い。最上稲荷山妙教寺。元は最上稲荷教の総本山だったが、現在も最上稲荷総本山を名乗り、配下に多くの寺院を持つ。豊川稲荷とともに仏教系の稲荷信仰がある代表的寺院。妙教寺の稲荷信仰については妙教寺稲荷社を参照。
歴史
752年(天平勝宝4年)、報恩大師が山上の八畳岩で最上位経王大菩薩を感得し、稲荷神として祀ったのが始まりという。龍王山神宮寺と称した。豊臣秀吉の備中高松城攻略の際に戦火で焼失。池上本門寺16世日樹の高弟日円が招かれて1601年(慶長6年)に復興。妙教寺と改称した。
伽藍
- 根本大堂:妙教寺の本堂。本尊は一塔両尊四士(釈迦如来・多宝如来・上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩)と日蓮。1881年(明治14年)再建。2006年(平成18年)改修。
- 霊山閣:根本大堂の後ろにある納骨堂。
- 霊光殿(本殿):稲荷神を祀る神殿(神社)。事実上、妙教寺の中心堂宇になっている。1979年(昭和54年)竣工。間口・奥行き・棟高いずれも24mの巨大な堂宇。1.5tの注連縄がかかる。
- 霊応殿:旧本殿を移築したもの。1741年(寛保1年)再建。
- 仁王門:インド風の独特の石造門。黄金の仁王像・狐像を祀る。1950年(昭和25年)の焼失後、1958年(昭和33年)に建立。平成25年(2013)改修。
- 報恩大師供養塔:報恩大師御廟。
- 七十七末社:稲荷神の眷属を祀るという。
- 最正位離別天王:縁切りの神
- 最正位縁引天王:縁結びの神
- 荒熊天王
- 朝日天王
- ほか
- 妙見堂:妙見菩薩を祀る。元は備中高松城の鎮守。
- 清正公堂:加藤清正を祀る神殿(神社)。1909年(明治42年)建立。
- 日蓮像:豊臣秀吉本陣跡。1953年(昭和28年)竣工の宮本隆作。
- 顕妙閣:宿坊
- 本瀧
- 題目岩:高さ8mの巨岩に題目が刻まれている。鬼子母神を刻んだ岩もある。
- 八畳岩:最初に稲荷神が現れた場所
- 大客殿:1916年(大正5年)の建築。2006年(平成18年)修復。桃山様式を取り入れた庭園寒松庭がある。福寿庭もある。
- 荒行堂(洗心閣):年2回、21日間の荒行を実施。修法師(久遠寺派公認のものとは別?)を養成。
- 大鳥居:1972年(昭和47年)建立。高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800tの巨大な鳥居。
参考文献
- 「参詣のしおり」
- 妙教寺ウェブサイト2015年閲覧