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土御門天皇旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2018年5月27日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
土御門天皇旧跡 |
目次 |
概要
土御門天皇は、承久の乱敗北により、土佐、そして阿波に配流された。当時、土御門天皇は弟の順徳天皇に譲位して上皇となっていたが、実権は父の後鳥羽上皇が握っており、挙兵には関与していなかった。そのため、鎌倉幕府も土御門上皇を処罰の対象と考えていなかったが、父帝が配流となったのに自分のみ京に留まるのは偲びないとして、自ら配流となり、承久3年(1221)10月、土佐に流された。貞応2年(1223)5月27日、幕府の配慮により、京に近い阿波に移された。阿波には9年間滞在。寛喜3年(1231)10月11日、阿波で崩御し、火葬された(阿波神社由緒)。遺骨は京へ奉遷され、西山金原法華堂に葬られた。嵯峨二尊院にも供養塔がある。 明治になり水無瀬神宮に合祀された。
一覧
京都周辺
東京・鎌倉
土佐
- 蕨岡行在所跡:高知県四万十市蕨岡。高良神社のあたり。
- 幡多行在所跡:高知県四万十市。上皇が創建した奥御前神社(貴船神社)がある。
- 土御門上皇仙跡碑 :高知県香南市香我美町岸本
阿波
- 阿波神社:徳島県鳴門市。
- 土御門天皇火葬塚 池谷伝承地:徳島県鳴門市。皇室治定。丸山。
- 土御門天皇火葬塚 里浦伝承地:徳島県鳴門市。尼塚と呼ばれている。
- 新野・御所神社:徳島県阿南市新野町。行宮があった。
- 松木神社:徳島県板野郡板野町下庄栖養。栖養行在所(松木殿)跡にある。
- 南陽離宮跡:徳島県板野郡藍住町。
- 春宮神社:徳島県美馬市の東宮山山頂。東宮山は行在所ともいう。上皇とともに皇子の後嵯峨天皇も祀る。
- 若宮神社:徳島県阿波市吉野町柿原植松
- 吉田行在所跡:徳島県阿波市土成町御所。御所神社があった(吉田椎ヶ丸の吹越神社に合祀、改名)。吉田御所屋敷
- 阿波・御所神社:徳島県阿波市土成町吉田。元は吹越神社と言い、吉田行在所跡にあった御所神社を合祀して改名した。
- 奥御所神社:徳島県阿波市土成町宮川内。上皇の終焉の地とされる。切腹したという御腹石がある。
その他
- 六条神社:高知県四万十市大屋敷
- 井森神社:高知県四万十市
- 山皇子神社:徳島県阿波市土成町。皇子を祀るという。
- 鳥羽神社:徳島県板野郡上板町瀬部。後鳥羽天皇を祀る。
- 天塚:徳島県鳴門市