ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
大安寺八幡宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年4月28日 (水)
大安寺八幡宮は、奈良県奈良市にある八幡信仰の神社。祭神は「仲哀天皇・応神天皇・神功皇后」(日本歴史地名大系)。大安寺鎮守。一説に石清水八幡宮の元宮。村社。大安寺関連旧跡・石清水八幡宮関連旧跡。辰市八幡宮、子安八幡宮ともいう。
歴史
大安寺の南東にある。『七大寺巡礼私記』によると、行教が斉衡2年(855)に宇佐八幡宮を分霊して創建。また『建久御巡礼記』などには行教は最初、大安寺石清水房に祀り、その後、山城国に奉遷して石清水八幡宮になったという。『七大寺日記』によると石清水房は行教の自坊と思われ、石清水という名の井戸があったという。「大安寺伽藍絵図」によると、石清水房は現在の八幡宮と大安寺の間にあったという。中世には興福寺が、石清水八幡宮の根本は大安寺にあるとして石清水八幡宮と争ったという(朝野群載)。 (日本歴史地名大系)