ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
中宮寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年2月10日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
中宮寺(ちゅうぐうじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町にある、聖徳太子ゆかりの南都仏教の尼門跡寺院。法相宗系聖徳宗本山。聖徳太子建立七寺の一つで、用明天皇皇后の菩提寺。本尊は、如意輪観音。法隆寺東院に隣接するが、創建当初は東550mの地にあった。中宮寺門跡。斑鳩御所。鵤尼寺。法興尼寺。法興山。
目次 |
歴史
聖徳太子が母后のため、皇后の宮殿を改めて寺院としたのが起源。元は現在地から東約550mのところにあった。平安時代には衰退。鎌倉時代に叡尊弟子の信如が復興。室町時代に再び衰退し、やがて現在地に移転。宗派は法相律宗を称していたという。古くから法隆寺の末寺だったが明治以後、真言宗長谷寺の末寺となり、明治16年には泉涌寺に所属した。昭和25年、法隆寺が法相宗を離脱して聖徳宗を立てると、その末寺に加わった。
組織
住職
- 信如(1211-?):中興。法華寺で得度。天寿国繡帳を再発見。
- 尊智女王:門跡初代。伏見宮貞敦親王王女。
- 尊覚女王:伏見宮邦房親王王女。高秀。
- 高栄女王(1661-1722)後西天皇皇女。
- 栄恕女王(1749-1776):有栖川宮職仁親王王女
- 英暉女王(1792-1845):有栖川宮織仁親王王女
- 成淳女王:最後の皇族住職。
- 一条尊昭(1919-?)
参考文献
『日本仏教基礎講座』