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向日神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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向日神社(むこう・じんじゃ)は、京都府向日市にある神社。祭神は向日神・火雷神・玉依姫命・神武天皇。参道入口の鳥居前に日像説法石がある。官社。府社。向日明神。
歴史
養老年間の創建と伝える。向日神は、『古事記』に登場する「白日神」(スサノオの孫。大年神の子)のことだとする説がある(『神祇拾遺』『古事記伝』)。859年(貞観1年)1月27日、神階が正六位上から従五位下に昇った。『向日社略記』によれば、本来は向日神を祀る上社と火雷神を祀る下社に分かれていたが、中世に下社が大破したために1275年(建治1年)上社に合祀したという。この下社を官社「乙訓坐大雷神社」とし、市内の角宮神社に比定する説もある。
1418年(応永25年)起工、1422年(応永29年)上棟されたのが現在の本殿。この本殿は明治神宮社殿のモデルになったという。 また中世には周辺の集落が結集する土一揆の中心となった。 1585年(天正13年)、豊臣秀吉が朱印領27石を寄進。江戸時代にも引き継がれた。 社家の六人部氏は平安時代以来の古い家で、幕末の六人部是香は平田派国学者として有名。 (『日本歴史地名大系』『国史大辞典』)