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延仁寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2023年11月25日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
延仁寺(えんにんじ)は、京都府京都市東山区今熊野総山町にある親鸞旧跡の浄土真宗寺院。親鸞の火葬地で、荼毘所がある。真宗大谷派。旧称は西光寺。山号は洛東山。混同されることがあるが近くの延年寺とは別寺院。(参考:同名寺院西光寺)
歴史
最澄が創建したという。1262年(弘長2年)11月28日、親鸞が善法坊で死去。翌日、延仁寺で遺体を火葬した。『親鸞聖人伝絵』に「洛陽東山の西麓、鳥部野の南辺、延仁寺に葬したてまつる」とある。
その後、寺院は衰退した。正保年間、寺地は泉涌寺子院の戒光寺の所有となり、本尊も同寺の預かりとなった。1865年(慶応1年)、尾張西照寺の恵隆が土地と本尊を買い戻して再興し西光寺と称す。1883年(明治16年)、東本願寺が整備して延仁寺と改称した。
(日本歴史地名大系)