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熊野三山

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

2015年11月22日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
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熊野三山(くまの・さんざん)は、紀伊国(和歌山県・三重県)の山地に広がる、熊野信仰の発祥地・中心地の霊場。吉野山とともに修験道の根本道場で、社寺が混在する日本を代表する神仏習合の巡礼地。式内熊野本宮大社大斎原がある熊野本宮、式内熊野速玉大社神倉山がある熊野新宮、熊野那智大社青岸渡寺那智の滝がある那智山の3所の霊場から構成される。古くはイザナミの埋葬、八咫烏が導いた神武天皇東征の伝承がある建国神話の旧跡とされ、イザナミはスサノオなどとともに熊野大神としても信仰される。仏教では、阿弥陀如来観音菩薩薬師如来などが熊野権現の本地仏とされ、極楽浄土、補陀落山、瑠璃光浄土とみなされた。一遍時宗を開いた地でもある。天照大神の聖地伊勢とも交渉があった。

中世には、上皇・貴族から庶民まで多くの人々が参詣し、日本を代表する巡礼地となった。全国の山岳霊場などに広まった御師(おし)制度の発祥地とも考えられている。参詣道沿いには、分社あるいは御子神・眷属神を祀る熊野王子が建てられた。

目次

系譜

中心となる三社


熊野本宮

熊野新宮

那智山


田辺

山地奥深い場所にある熊野三山に対して、遥拝する別宮的な存在として田辺の闘鶏神社が信仰され、熊野別当が分裂した後は、田辺別当の所在地となった。

熊野街道

http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%86%8A%E9%87%8E%E4%B8%89%E5%B1%B1」より作成

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