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甲斐・浅間神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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浅間神社

浅間神社(あさま・じんじゃ)は山梨県笛吹市一宮町一ノ宮(甲斐国八代郡)にある浅間信仰の神社。富士山北麓側の主要な浅間神社の一つ。祭神は木花開耶比〓命官社名神大社・甲斐国一宮国幣中社神社本庁別表神社甲斐十社の一つ。

目次

歴史

  • 垂仁天皇8年1月:神山の麓に創建。現在の山宮神社の地。
  • 864年(貞観6年):富士山噴火。甲斐国に甚大な被害。8月5日、甲斐国司が駿河[[[浅間大社]]が祭祀をさぼっているからと訴える(三代実録)。
  • 865年(貞観7年)12月9日:清和天皇、甲斐国八代郡に「浅間明神祠」を創建し「官社」とし「祝・禰宜」を置くことを命じる(三代実録)。伴直真貞に託宣があったという(三代実録)。この時、山宮神社の地から現在地に遷座したという(甲斐国志)。
  • 865年(貞観7年)12月20日:甲斐国山梨郡に「浅間明神祠」創建(三代実録)。
  • 825年(天長2年):淳和天皇の勅で龍王三社神幸が始まるという。
  • 1194年(建久5年)11月:鎌倉幕府が社殿修復(甲斐国志)。吾妻鏡に近国一宮修造の記事がある。
  • 1550年(天文19年)4月:武田信玄後奈良天皇宸筆般若心経を寄進(現存)。
  • 1551年(天文20年)2月:武田信玄、社領寄進。
  • 1556年(弘治2年)1月:武田信玄、社領寄進。
  • 1560年(永禄3年)8月25日:武田信玄、10社に甲斐・府中八幡神社参勤を免除する。甲斐十社
  • 1572年(元亀3年)3月:武田信玄、社領寄進。
  • 1582年(天正10年)10月22日:徳川家康、社領を安堵。
  • 1603年(慶長8年):社領234石確定。
  • 1606年(慶長11年):幕府、禁制を下付して保護する。
  • 1614年(慶長19年):甲斐の社家衆と共に徳川家康に謁見。
  • 1754年(宝暦4年)閏2月10日:現在の本殿を再建。
  • 1871年(明治4年)5月14日:国幣中社に列格。
  • 1880年(明治13年)6月:明治天皇東海道行幸の際、掌典小西有勲を勅使として派遣。

境内

  • 本社:本殿は1754年(宝暦4年)閏2月10日再建。渡殿は1789年(寛政1年)3月24日再建。
  • 山宮神社:境外摂社。祭神は大山祇命瓊々杵尊を配祀。最初に鎮座した地にあり、元宮にあたる。997年(長徳3年)2月再建。1567年(永禄10年)武田信玄が再建(棟札)。
  • 神明社:境内末社。祭神は天照皇大神
  • 七社:境内末社。祭神は雨降大神、道祖神稲荷大神金刀毘羅大神、六所大神、加具土大神天満宮。2003年(平成15年)社殿改築。
  • 真貞社:境内末社。祭神は伴直真貞。伴直真貞は864年(貞観6年)の時の八代郡擬大領で、社家の祖神。創建不詳。1881年(明治14年)4月再建。真貞霊社。
  • 天神社:境外末社。祭神は菅原道真
  • 護国社:境内社。祭神は旧一宮町の戦没者458柱。1965年(昭和40年)代の創建。招魂社
  • 随神門:

組織

伴直真貞末裔とされる古屋家が世襲。

宮司

  • 八代駒雄(1840-1897)<>:甲斐の医師の家出身。佐藤神符麿、権田直助に師事。甲斐浅間神社宮司の後、県内の郡長を歴任し、殖産興業に努めた。
  • 武藤藤太()<1878->:1878年(明治11年)6月、甲斐浅間神社宮司。
  • 根岸定静()<1894->:1891年(明治24年)正八位。1894年(明治27年)12月6日、甲斐浅間神社宮司。
  • 古屋真世()<1896->:1896年(明治29年)2月28日、甲斐浅間神社宮司。
  • 山内祀夫()<>:奉天神社の神職。著書『新撰祝詞集』
  • 古屋新(1893-1968)<>:神社本庁事務総長。(略歴は神社本庁#組織を参照)
  • 古屋真孝()<>:
  • 古屋真弘()<>:

権宮司

  • 佐野広乃(1853-1882)<1873->:水戸藩出身の政治家。1853年(嘉永6年)生。1873年(明治6年)10月、浅間神社権宮司。山梨県中教院の設立に奔走。山梨県庁に入る。自由民権運動に参画。1879年(明治12年)、甲府『峡中新報』主幹。1880年(明治13年)同進会を結成。1882年(明治15年)7月27日死去。30歳。一蓮寺に記念碑。
  • 青嶋貞賢

画像

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