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興福寺龍華樹院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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正中年間に残された堂も焼失。のち荒池の南側の[[勧修坊]]の南隣に再興。 | 正中年間に残された堂も焼失。のち荒池の南側の[[勧修坊]]の南隣に再興。 | ||
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頼信の墓があった。 | 頼信の墓があった。 |
2017年8月26日 (土) 時点における版
龍華樹院(りゅうげじゅいん)は、奈良市の法相宗興福寺にあった塔頭寺院。本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来(「興福寺濫觴記」)。龍華院。興福寺別当の頼信が創建。正暦寺の前身でもある。廃絶。
歴史
当初は一乗院門跡の東にあったが、のち春日大社大鳥居の南側、菩提院の東に移った(寺務相承記)。 正暦年間、菩提山に移され、正暦寺となったようだが(日本歴史地名大系)、興福寺にも堂宇は残された。
正中年間に残された堂も焼失。のち荒池の南側の勧修坊の南隣に再興。 信円以来、大乗院が兼任。大乗院、禅定院と合わせて三箇院家と呼ばれた。明治中期に南円堂の北側に移転。のち廃絶。
頼信の墓があった。
(日本歴史地名大系)